乱読!!ドクショ突撃隊♪ブログ。
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二ノ宮知子 「のだめカンタービレ」 の読書感想。
10
2019
漫画
posted by randokudokusyo
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※2004年07月の感想です。二ノ宮知子 「のだめカンタービレ」 第1~9巻 講談社【 マンガ 】あんまりにも面白いので、マンガですけど今日のネタはこれ。私はつくづく関西人でして、お笑いというかギャグというかオモロイもんが大好き。ドラマは観なくとも、「水10」と「はねるのとびら」は欠かさず堪能しております。ドラマだって、「真珠夫人」みたいな悲喜劇は観てる。 AB型人間特有の、趣味趣向に分裂気味な面がありま...
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山田風太郎 「怪異投込寺」 の読書感想。
08
2019
山田風太郎
posted by randokudokusyo
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山田風太郎 「怪異投込寺」 集英社文庫江戸時代を舞台にした妖艶・怪異もの5編を収録。「踏絵の軍師」歴史の「その後」が好きな人には、竹中半兵衛の子孫がどうなったかは気になるところ。半兵衛死後、七歳になる喜平治が勢州長島六万石を秀吉から賜るが、小牧長久手の戦いで秀吉に反抗。一挙に百五十石の捨扶持状態になる。しかし、その後関が原の戦いで盛り返し、豊後府内二万石の大名となる。本編の主人公はその子、采女...
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中島らも 「今夜、すべてのバーで」 の読書感想。
04
2019
中島らも
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中島らも 「今夜、すべてのバーで」 講談社文庫最近いろんなジャンルに挑戦したい気力に溢れてまして、本書もそんな一環。一言でいうとアル中闘病記、なんですが、それだけで終わって無いので吉川英治文学新人賞受賞作。いきなり、入院しようとするところから始まるんですが、おいおいナゼ主人公はアル中に成り果てたのかが分かってきます。アル中について、主人公もしくは著者は相当丹念に調べています。ただ丹に酔っ払いおや...
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山田風太郎 「戦中派不戦日記」 の読書感想。
04
2019
山田風太郎
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このメルマガを始めてから2冊目の風太郎、終戦年の1945年一年間の日記そのもの。 日記執筆当時の著者は二十代の医学生なのですが、現代の学生がここまでの文章や思考ができるだろうか。というより、三十代の私自身もこんな文章は書けません・・・...
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滝口康彦 「権謀の裏」 の読書感想。
04
2018
滝口康彦
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滝口康彦 「権謀の裏」 新潮文庫 鎌倉期の「曾我兄弟」より幕末期の「桜田門外の雪」まで時代背景を分散させた短編10編。「曾我兄弟」は歌舞伎などでネームは有名だが、細かい所までは内容を知らなかった。鎌倉初期の、幕府創設後の粛清期の題材は少ないので目新しい話だった。梶原や三浦・安達など幕府創設の功臣が北条家の陰謀によって、次々に葬られてゆく様は、徳川幕府初期の外様藩改易と類似していて面白い。著者の...
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神谷次郎 「悪のお家騒動学」 の読書感想。
03
2018
神谷次郎
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神谷次郎 「悪のお家騒動学」 経済界敵討ちと並んで好きな歴史ネタ「お家騒動」。ほんま私は他人の不幸が好きなのでございます。本書は昭和58年刊行と、これまた早稲田の古書街で漁り見つけた廃刊本。全26藩のお家騒動を取り上げ、資料的価値もある本書ですが、「お家」=「会社」と見立てて、現代のサラリーマン社会を鑑みる姿勢はつまらなかった。武家社会の話なんだから、強引に現代社会に当て嵌めなくてもいいよ。戦...
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山本文緒 「恋愛中毒」 の読書感想。
04
2018
山本文緒
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山本文緒 「恋愛中毒」 角川文庫ズバリ!お薦め。グイグイ読み、ぐいぐい引き込まれ、嗚呼っと驚き、うーんと終わりました。吉川英治文学新人賞受賞作ですが、どこが新人賞なんじゃ?という文の上手さ。構成が秀逸で、冒頭の語り部がいつの間にか消え、最後は脇役になっている妙味。ネタバレを避けつつ概略を述べるのは難しいですが、題名の「中毒」がキーワード。400ページ程の本書だが、最後の50ページくらいまで主人公...
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南條範夫 「隠密くずれ 剣鬼放浪」 の読書感想。
04
2018
南條範夫
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南條範夫 「隠密くずれ 剣鬼放浪」 光文社文庫「隠密くずれ」シリーズ第2巻です。公儀隠密をずらかった幻の三蔵と夢の五介2人組みの珍道中。本編では2人は西国に足を伸ばし、大阪を振り出しに鳥取、津山、岡山、福山、岩国、広島、松江、高松といった塩梅で、中国~四国篇だ。内容と云ったら陳腐なエンタメですが、軽妙な軽口とご都合主義で統一されており、南條先生も楽しんで書いておられる。著者は本格モノも多数書...
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宮部みゆき 「魔術はささやく」 の読書感想。
04
2018
宮部みゆき
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宮部みゆき 「魔術はささやく」 新潮文庫早くも宮部本第2冊目です。本書は第二回日本推理サスペンス大賞(89年)受賞作品。前回は宮部本でも時代小説だったが、今回は主流の現代サスペンスもの。不幸な生い立ちながらしっかりと生活している男子高校生が主人公。青春小説に陥りそうな設定だが、全くノン・ノン・ノン。父は公金横領の上愛人と失踪、母は生活苦に喘ぎながら病死する。心優しい伯母夫婦に引き取られるが、義理の...
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池宮彰一郎 「義、我を美しく」 の読書感想。
05
2018
池宮彰一郎
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池宮彰一郎 「義、我を美しく」 新潮文庫山田風太郎の雑文集でも感じた事ですが、博学で引き出しの多い人は何を書いても面白い。著者は映画の脚本家で数々の作品を手がけてきた人ですが、69歳にして作家デヴュー。しかもそれが映画にもなった「四十七人の刺客」。ご高齢の方と接していて多数の方が語られるのは「年を取ると何事にも億劫になるよ」。それだけに著者のヴァイタリティーに恐れ入りますし、我々も負けてられん...
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林董一(ハヤシ トウイチ) 「将軍の座」 の読書感想。
04
2018
未分類
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林董一(ハヤシ トウイチ) 「将軍の座」 講談社文庫早稲田の古書街で偶然見つけた1988年刊行の古本です。私は下司な野郎でして、江戸時代の「お家騒動」ネタが大好きです。(あ、あぁ~、告白してしまった)本書は徳川総本家である公方と、尾紀水のいわゆる御三家の権力抗争を検証した史書。小説形態でなく、学術的な考察がなされてましたが、何せ大好きなネタですから、大変楽しく読めました。私は本籍が紀州で、生まれ育ちが京都...
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池波正太郎 「鬼平犯科帖1」 の読書感想。
02
2018
池波正太郎
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池波正太郎 「鬼平犯科帖1」 文春文庫どうしたことか、池波正太郎はほとんど読んでいない。読んでない作家ばかりやん、などと心無い言葉で突っ込まないで下さい。そのかわり、藤沢周平や白石一郎、司馬遼太郎、吉川英治などは結構、読んでるんですから。人生は短く、とにかく時間がいくらあっても足りない。特にこういう優れた長大なシリーズものに出会った時は。さいとうたかおプロによる劇画では、本書に親しんでました。...
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筒井康隆 「にぎやかな未来」 の読書感想。
28
2018
筒井康隆
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筒井康隆 「にぎやかな未来」 角川文庫学生時代、「文学部唯野教授」に鮮烈な感動を抱いた割には、それ切りだった。先日フと懐かしく思い、なんか読むかなと数冊買ったうちの1冊が本書。今となっては著者の初期作品集になるようだが、面白くなかった。SF未来世界をドタバタ調で、少し風刺を織り込んで書かれている。近作、特に唯野教授以降の作品を読もうと思いました。...
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宮部みゆき 「幻色江戸ごよみ」 の読書感想。
13
2018
宮部みゆき
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宮部みゆき 「幻色江戸ごよみ」 新潮文庫クラシックと同じで、読書も嗜好性が偏ってます。高校時代はSFと純文学と歴史ものを均等に読むように自ら課していたんですが、大学時代は音楽書ばっかり読んでいた。作曲理論とか対位法から音楽家の史伝ものまで、ほとんどが音楽書でした。社会人になってからは、歴史ものオンリーの黄金時代。しかし、最近ようやく目覚めてきまして、歴史もの以外もぽつぽつ買い出しています。この...
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平岩弓枝 「江戸の子守唄」 の読書感想。
14
2018
平岩弓枝
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平岩弓枝 「江戸の子守唄」 文春文庫「お宿かわせみ2」です。正直、つまらんかった。かわせみシリーズは現在文庫版では第28巻。それだけ面白く、多くのファンに支えられているからこそ、長寿シリーズになっているのだろうとは分かっているのだが。しかし連載当初の品質は不安定だったようで、玉石混交の第2巻だと感じた。いろいろな事件を通して江戸の風情や地所を取り入れた作品が連なる。「王子の滝」が出てくるそんな...
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東直己 「逆襲」 の読書感想。
13
2017
東直己
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東直己(あずま・なおみ) 「逆襲」 光文社文庫愛読している「日刊」メルマガに「なんでも読書」という書評メルマガがある。同じ読書好きから見ても、日刊で書評メルマガを発行し続けるというのは偉業だ。真に凄いのはその読書内容であり、ミステリ・歴史・文学とジャンルは縦横無尽。書評は本を愛する人の眼差しを持ちつつ、時には辛辣。辛口コメントも時には炸裂し、何でもかんでも褒め称えるものではない。私は歴史ものが...
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南條範夫 「飢えて死ね!」 の読書感想。
13
2017
南條範夫
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南條範夫 「飢えて死ね!」 新人物往来社著者八十歳代の短編集。私の大好きな文明開化モノです。古くは源平合戦より、近代は幕末維新を読み尽くしてくると、どうして明治時代以降は作品が少ないんだろう、と素朴な疑問が生じてくる。例えば忠臣蔵の吉良上野介、例えば戦国期の明智光秀や石田三成。こういった人々をどんなに赤裸々に悪人として描いても、名誉毀損を訴える人は少ない。しかし明治・大正期の華族や政治家のスキ...
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海音寺潮五郎 「茶道太閤記」 の読書感想。
14
2017
海音寺潮五郎
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海音寺潮五郎 「茶道太閤記」 文春文庫 ひつさぐる わが得道具の 一つ太刀 今、この時ぞ 天に抛(なげう)つ 人生七十力囲希 (じんせいななじゅうりきいき) 咄々吾這宝剣 (とつとつわがこのほうけん) 祖仏共殺 (そぶつともにころす) 私の三大作家のひとり、潮五郎です。上記は千利休の辞世で、短歌に興味の無い私にもググッとくる詩なので紹介してみました。現在も表千...
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井上ひさし 「十二人の手紙」 の読書感想。
13
2017
井上ひさし
posted by randokudokusyo
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井上ひさし 「十二人の手紙」 中公文庫数年前に、何かの雑誌で誰かが大絶賛していたので買っといたのが本書。全編お手紙形式という特異な構成なので、こんにちまで敬遠してました。そういえば、これ読んでなかったなぁ、という正直な反省のもと読み始めたんですけど、こりゃ大絶賛の折り紙おらなきゃなんない程の大ケッサク。私はメールが好きで、毎日数本の長文メールを認(したた)めているんですが、考えてみれば此れは手...
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白石一郎 「おんな舟」 の読書感想。
14
2017
白石一郎
posted by randokudokusyo
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白石一郎 「おんな舟」 講談社文庫題名でヘンな事を考えた人、いませんか?黒田藩江戸総目付の十時半睡というお爺ちゃんが主人公ですので、あしからず。「十時半睡事件帖」シリーズ第6巻で、文庫本としては最新作。単行本としては、講談社より第7巻「東海道をゆく」が出てます。オモシロそー。総目付といっても、ご隠居に毛が生えた様なもんなのだが、味のあるお裁きで捕り物帖というより人情モノといえる。作者は福岡の人...
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