バイトの労働条件

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桐生操 「ルイ十七世の謎」 の読書感想。

桐生操 「ルイ十七世の謎」 新書館新書サイズですが、桐生操文庫というシリーズ。フランス革命によって、ルイ16世がマリー・アントワネットとギロチンにかけられたのは有名ですが、ルイ16世には二人の子供がいました。一人はマリー・テレーズで、後にシャルル十世の王太子ルイ・アントワーヌと結婚し、波乱万丈ながら、天寿を全うします。問題が、可哀想なもう一人、ルイ17世です。この王子、もしくはルイ17世という幼帝は、タン...

田澤耕 「物語カタルーニャの歴史」 の読書感想。

田澤耕 「物語カタルーニャの歴史」 中公新書栄枯盛衰とはよく言ったもので、あれほど栄えた王国が、国ごとなくなってしまったケースが多い。ローマ帝国が凄いぞ、といっても永遠に続くものでなく、スペインだポルトガルだと言っていたら、フランスやイギリスが台頭し、ドイツやロシアも、遅ればせながら暴れ出す。今じゃ大陸ごと変わって、アメリカと中国か。奢れる者は久しからず、追いつけ追い越せ、興亡は繰り返す。そんな毀...

譚ろ美 「阿片の中国史」 の読書感想。

譚ろ美 「阿片の中国史」 新潮新書著者名:譚ろ美の「ろ」は、王偏に路と一文字で綴る漢字です。著者は、中国人の父と日本人の母を持つ。父方の大伯父は中国共産党創設者のひとり譚平山であり、母方の祖父は、旧日本陸軍中将だったという。まさに数奇な巡り会わせで産まれた、日本と中国の架け橋のような女性だ。この本は、本当に眼が見開かれるような感慨を抱いた。太平にまどろんでいた清と、徳川日本。どちらも長期政権は腐敗...

竹田いさみ 「物語オーストラリアの歴史」  の読書感想。

竹田いさみ 「物語オーストラリアの歴史」 中公新書中公新書の「物語○○の歴史」シリーズも本書で十冊目。アメリカ、中東、ドイツ、アイルランド、韓国、スペイン、バルト三国、ウクライナ、スイス、そして本書オーストラリアと読んで来ましたが、一番、面白かったのはウクライナ。本と云うのは、読んでみないと判りません。オーストラリアは、どうだったかと言うと、これが意外と、しっかりと書かれていた。まず開拓、移民によっ...

森田安一 「物語スイスの歴史」 の読書感想。

森田安一 「物語スイスの歴史」 中公新書スイスという国は不思議だ。あんな小さな国土、ドイツ・フランス・イタリアという列強に囲まれ海も無い。それなのに長年国家を維持し、かつレベルも高くユーロにも加盟していない。こんな凄い国の歴史は抑えておくべきでしょう。きっと学ぶべき知恵や手腕があるはず。本書の副題「知恵ある孤高の小国」が名をよく現しています。ローマ時代、神聖ローマ帝国、スイス盟約者団、宗教改革やア...

川成洋・石原孝哉 「ロンドン歴史物語」 の読書感想。

川成洋・石原孝哉 「ロンドン歴史物語」 丸善ライブラリーロンドンにまつわる歴史が書いてあるわけね、と読み始めたのですが、これが期待以上の面白さ。もちろん内容が面白いのは言うまでもないが、私の重要視する「文章」がイイ!どっちが川成氏の文章で、どっちが石原氏か分からないけど、レベルは一貫して満足だったので、双方いいんでしょう。早速、調べてみると川成氏の他の著作がみつかり、即決買っておいた。新書でえてし...

黒川祐次 「物語ウクライナの歴史」 の読書感想。

黒川祐次 「物語ウクライナの歴史」 中公新書欧州の歴史と言ったら、英仏独伊西。ところが以前読んだ「物語バルト三国の歴史」がやけに面白く、大国や主要国以外だって、面白いんだな。いな、主流じゃないからこそ艱難辛苦と興亡が激しく、歴史としては、ドラマティックなのだ。東欧から中央アジアにかけてや、北欧も面白そうだが、今回は、ウクライナを読んだ。ロシアもしくはソ連が本シリーズで出ていれば、先に読むんだが、ま...

柴田三千雄 「フランス史10講」 の読書感想。

柴田三千雄  「フランス史10講」  新潮文庫世界史にも目覚めている、私の中の世界史シリーズ。岩波新書の「○○史10講」シリーズは不調なのか、「ドイツ」と本書「フランス」が出ただけ。高齢教授に依頼したため文章は堅く難しく学術的で、実に読みにくかった。中公新書の「物語○○の歴史」は執筆者の専門分野が広がり過ぎて歴史の時代配分に偏りがあったが、岩波新書版は時代を10個に分け、各時代をまんべんなく描くことにほぼ成...

志摩園子  「物語バルト三国の歴史」  の読書感想。

志摩園子  「物語バルト三国の歴史」  中公新書中公新書の「物語~世界各国~の歴史」シリーズ。今回は「バルト三国」を読みました。何度も地図を見直して三国の位置を再確認したんですが、北から「エストニア」「ラトヴィア」「リトアニア」順に並んでいます。あいうえお順に「エ」「ラ」「リ」と並んでいると覚えれば簡単です。三国じゃなく、なぜ一国だけの歴史じゃないの?と思ったのですが、読めば良く判ります。この三国...

岩根圀和  「物語スペインの歴史」  の読書感想。

岩根圀和  「物語スペインの歴史」  中公新書中公新書の「物語 ○○の歴史」も、これで6冊目。アメリカ、中東、ドイツ、アイルランド、韓国ときて、今回の「スペイン」。正直、わたし、スペインには全く興味が無かったんです。クラシックが好きなんですが、スペインの作曲家、アランフェス協奏曲のロドリーゴもさして聴かないし、グラナドスやスカルラッティやトゥリーナやファリャも言うほど聴いてない。歌手、プラシド・ドミ...

金両基  「物語韓国史」  の読書感想。

  金両基  「物語韓国史」   中公新書中公新書の「物語~史」シリーズ。アメリカ、ドイツ、アイルランド、中東と読んできて、今回は韓国。隣国なのに自分は韓国の事をどれだけ知っているだろう?と自問してみると、ほとんど知らない。日本史の授業に出てくるのは、新羅、高句麗、高麗、李氏朝鮮。しかも時々出てくるもんだから、どうして王室や政権が変遷したのかなんて全然知らない。と云う事で、今回も知らない事ばかりで...

波多野裕造  「物語アイルランドの歴史」  の読書感想。

波多野裕造  「物語アイルランドの歴史」  中公新書本文267ページ。218ページ目でようやくイギリスから独立の目処が立った時は、思わず目頭が熱くなった。そう、アイルランドはイギリス本土の横にある島で、内乱に次ぐ内乱を重ね、外圧に頼ってしまった事によってイギリスの介入、植民地化、併合に至り、独立まで七百年を待たなければならなくなる。想像してみよう。もし欧州平泉を追われた義経が、捲土重来を期して大陸...

阿部謹也  「物語ドイツの歴史」  の読書感想。

阿部謹也  「物語ドイツの歴史」   中公新書中公新書の「物語~の歴史」シリーズ。私にとっては「アメリカ」「中東」続く3冊目。上記2冊は非常に面白いんで読んで欲しいんだけど、この「ドイツ」に関しては、材料は面白いのに調理方法が実にイケてない。ドイツったって広いんだし、それでいて「ドイツ的とは何か」だなんてこだわりを持ってらっしゃるから、話は堅苦しくなっている。一橋大の学長をした後も数々の要職を重ね...

牟田口義郎  「物語中東の歴史」  の読書感想。

牟田口義郎著  「物語中東の歴史」  中公新書このシリーズは面白いね。「物語アメリカの歴史」のオモローに感化して、中東をチョイスしてみたんだけど、知らないことばっかりで、自分の無知に恥らうやら、中東のスケールのでかさに驚くやら、本当に世界の歴史は面白い。日本史中心に勉強してきた人間に、今さら世界史にココロ躍るなんて可笑しいね。この本を読むと、栄枯必衰・諸行無常の世界観を感じずにはいられない。どんな...

猿谷要  「物語アメリカの歴史」  の読書感想。

猿谷要著  「物語アメリカの歴史」  中公新書中公新書から出ている「世界各国の歴史シリーズ・物語風」。私は日本史中心で、ほとんど世界史に弱いんで、今になって興味を持っています。世界史は、あのカタカナ名前を暗記するのが苦痛で、どうにも憶えにくかった。歴史としては面白い話がテンコ盛りなのにね。現在このシリーズは、アメリカ、中東、ドイツ、アイルランド、韓国、スペイン、バルト三国、ウクライナ、スイス、オー...

坂井榮八郎  「ドイツ史10講」  の読書感想。

坂井榮八郎  「ドイツ史10講」  岩波新書わたくし、ドイツ史専攻学生ではありません。ただ単に歴史が好きなだけです。本書は新赤版で、2003年2月発行された新しいもの。ドイツ史を10講に亘り解説、講師(著者)は元東大教授、当時聖心女子大教授。コンパクトに(とは言っても学問的にはボリュウムたっぷり)10講に分けられていて、大学教養課程でもテキストで利用されているんじゃないでしょうか。わたしは高校時代、...
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