バイトの労働条件

スポンサーサイト

池波正太郎 「鬼平犯科帳15」 の読書感想。

池波正太郎 「鬼平犯科帳15」 文春文庫今までは短編からなる鬼平でしたが、本書第15巻にして初めての長編。「特別長編雲竜剣」と銘打ってある。何が何でも書きたい題材があり、それを描き切るために長編となった、とは感じられない。いつもの歯切れの良い、無駄を省いた、でも味のある文はどこへやら。長編だから時間はたっぷりあるぞと悠々した展開、間延びしてるだけですやん。特に前半がひどく、様々な事件事象に暗中模索、ど...

池波正太郎 「鬼平犯科帳」13 の読書感想。

池波正太郎  「鬼平犯科帳」13  文春文庫全6編を279ページに収める。4編目までは面白さの連続だったが、残り2編が詰まらなく、何かあった(時期だった)のかな?と思わせる出来の違い。6分の4の確率で愉しめたが、少しマンネリ。「熱海みやげの宝物」熱海温泉でのんびり湯治している鬼平一家。従いて来た相模の彦十が昔の盗賊仲間に出会い・・・。「殺しの波紋」真面目一辺倒の同心。ふとした躓きが、坂を転げるように落...

池波正太郎  「鬼平犯科帳」12  の読書感想。

池波正太郎  「鬼平犯科帳」12  文春文庫鬼平全24巻中、第12巻。ようやく半分まで来ました。鬼平や御宿かわせみを読んでいて思うことは、超長編ともなると「波」があること。作家だって人間ですから体調変化もあろうし、他の仕事も平行してやっていたのでしょう。アイデアが乏しくなることもあろうし、安定した人気長編で実験的試みをしてみたくなる事もあるのでしょう。この第12巻は久々に凡作で、新しい取り組みを目指す意気...

池波正太郎  「鬼平犯科帳11」  の読書感想。

池波正太郎  「鬼平犯科帳11」  文春文庫鬼平は面白いと書きつつ、前巻10巻を読んだのは昨年9月、あれから4ヶ月も経っている。もう少しテンポを上げた方がいいね、池波正太郎はこの鬼平だけにあらず、剣客商売や梅安、真田太平記と大シリーズや大作が待っている。少年時代司馬遼太郎で歴史小説に入門した者にとって、池波の酸いも甘いもな世界はとっても楽しい。4ヶ月ぶりとはいえ数ページ読み始めただけで、すぅっと鬼平の...

池波正太郎  「鬼平犯科帳」10  の読書感想。

池波正太郎  「鬼平犯科帳」10  文春文庫「鬼平9」を読んだのが2007年4月ぶりだから、3年半ぶりに鬼平に帰ってきたことになる。私はムラっ気があるのか、突然嫌んなることがある。鬼平は実に面白い小説なのだが、じっくり読み続けることに厭いてしまった。厭きながら読むのは勿体無さすぎる本書、ならばいっそ読みたくなる日まで放っとこう。そうこうしてたら、3年半も経ってたんですね。虚心坦懐、突然読みたくなって、読...

池波正太郎  『鬼平犯科帳』9  の読書感想。

池波正太郎  『鬼平犯科帳』9  文春文庫第9巻はいささか凝った内容が多い。鬼平が子飼いの料理人から毒を呑まされそうになったり、部下が怪しい動きをしたり、と今までに無かった展開が繰り広げられる。捕り物一辺倒でなく、捜査や生活の中で起こりえる危険が語られるのだ。流石に第9巻ともなれば、怪しいヤツが出て鬼平がフとした事に気付いて、捜査の中で冒頭のちょっとしたエピソードと結びついてゆく、なんて手法はマン...

池波正太郎  『鬼平犯科帳8』  の読書感想。

池波正太郎  『鬼平犯科帳8』  文春文庫おにへいもこれで8冊目、多少マンネリ化してきたかな。ただ、独特の世界が確立されており、その世界に浸りたい人には至福のひととき。高水準の作品が持続しており、一編も詰まらない作品が無いのは流石。逆に私の鬼平感想がマンネリになっており、そう考えると池波はすごい。「用心棒」「あきれた奴」「明神の次郎吉」「流星」「白と黒」「あきらめきれずに」の全6篇。中でも「流星」...

池波正太郎  『鬼平犯科帖7』  の読書感想。

池波正太郎  『鬼平犯科帖7』  文春文庫「雨乞い庄右衛門」「隠居金七百両」「はさみ撃ち」「掻堀のおけい」「泥鰌の和介始末」「寒月六間堀」「盗賊婚礼」 の七篇。2~3ヶ月に一巻のペースで「鬼平」を読んでいるのですが、耽々と済々と読めるシリーズだ。面白いことは当然ながら、だからと言ってドンドン読もうと言うものでも無い。じっくりじわじわと、美味しいお菓子をたまに食べようという感覚か。「はさみ撃ち」とい...

池波正太郎  『鬼平犯科帖6』  読書感想。

池波正太郎  『鬼平犯科帖6』  文春文庫「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」「狐火」「大川の隠居」「盗賊人相書」「のっそり医者」7七篇。  ブックカバーには「いよいよ脂の乗った」などと書かれているが、ちと中だるみかなと思った本書。  7編の中で特に気に入ったのは「大川の隠居」。風邪で寝込んでいる鬼平の屋敷へちょいと悪さをしでかす元盗人。そんなコソ泥にキツーイお灸を据える平蔵の機知が格好良い。...

池波正太郎  『鬼平犯科帖5』 の読書感想。

池波正太郎  『鬼平犯科帖5』  文春文庫これほど盗賊を味わい深く描き出す作家はいないでしょう。なんだか鬼平を読んでいると、「おつとめ稼業(泥棒の事)」も素敵に思えてくる。本編も第5集となり、ますます鬼平の剣が光る。  現代では戸建住宅なんて、大体の間取りが決まっていて、どこの家でも大方の想像がつく。これはプレハブ住宅という、企画商品が大量生産されていることもあるし、住宅工法上どこに台所・便所・リ...

池波正太郎  『鬼平犯科帖4』 の読書感想。

池波正太郎  『鬼平犯科帖4』  文春文庫本編も鬼の平蔵がいい味出し過ぎの全八篇。「霧の七郎」「五年目の客」「密通」「血闘」「あばたの新助」「おみね徳次郎」「敵」「夜鷹殺し」  鬼平シリーズは多くのファンがおり、多くの人々に愛され語りつくされてきたが、今更ながら私もその輪に入れてもらいたい心境だ。いな、今更ながらではあるが、その輪の中に踏み入れている自分に酔ってしまう。  池波作品は他にも剣客商売...

池波正太郎 「鬼平犯科帖3」 の読書感想。

池波正太郎  「鬼平犯科帖3」  文春文庫「鬼平3」であるが、いやはや実に面白い、間違いない。私は歴史小説愛読家としても、吉川英治・司馬遼太郎・南条範夫・海音寺潮五郎・・・と陽のタイプの作家を読み進んできたが、この正太郎という人は何とも酸いも甘いも心得た、心憎い味を出している。鬼平が実にいい男に書かれていつつ、若い頃は乱暴で無茶なこともやらしているし、手下の忠吾らに対する厳しくも温かみのある眼差し...

池波正太郎 「鬼平犯科帳2」 の読書感想。

池波正太郎  「鬼平犯科帳2」  文春文庫現在私は、超長編を2シリーズ同時並行して読んでまして、ひとつは平岩弓枝「御宿かわせみ」、もうひとつがこの「鬼平」。  ですけど面白さは歴然の差がありますと云うか、私の好みが判然としていると申しましょうか、この「鬼平」の方が滅法好みです。「悪(わる)」の視点からも物語が語られているし、鬼平の側にも過去を持った密偵(いぬ)や阿呆同心の兎忠(うさちゅう)が居たり...

池波正太郎 「鬼平犯科帖1」 の読書感想。

池波正太郎 「鬼平犯科帖1」  文春文庫どうしたことか、池波正太郎はほとんど読んでいない。そのかわり藤沢周平や白石一郎、司馬遼太郎、吉川英治などは結構読んでる・・・続きは、うちの本体HPへ飛んでクダサイませ。 ⇒ コチラ。FC2 Blog Ranking 人気blogランキングへ ↑もし良かったら、ポチして下さると嬉しいです。...
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。