バイトの労働条件

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松本清張 「日本の黒い霧」上下 の読書感想。

 松本清張 「日本の黒い霧」上下 文春文庫文庫で上下、八百ページ超のボリューム満点。読み切るのが辛かった。小説仕立てでなく、綿密詳細なルポルタージュで検証考証が延々。戦後まもない怪事件、概要を知った上で真相解明に興味あるなら、面白い連作集と感じるだろう。また、解説で取り扱われているように、怪事件の真相に連合軍GHQが絡んでいたのでは、と推理されていく事件がある。結果的にそうなったんだし、そうなる可能...

松本清張 「隠花の飾り」 の読書感想。

松本清張 「隠花の飾り」 新潮文庫清張の短編11編。どれも二十ページちょいの制限の中、出来る限り上質のミステリを描こうとしている姿は、さすが松本清張。もっとも面白かったのは、解説の阿刀田高。解説に副題が付いてまして、「おそれ多くも率直に」。ミステリの王様みたいな清張の短編11を、バッサバッサと斬っています。「十一作のうち、さすが清張さんの丸印が五作、平均点前後の△印が三作、くらいだろうか。」ここで、読...

松本清張 「点と線」 の読書感想。

松本清張 「点と線」 新潮文庫言わずと知れた、松本清張の代表作。「点と線」といえば、時刻表ミステリーの原点のように語られますが、私は今頃、本作を初読みしました。毎日、本を読んでいますが、まったく名作の多くを読んでいません。新幹線が、まだ開通していなかった時代です。官僚と料亭女中が、九州で心中します。二人が、特急で東京駅を出立するところを、偶然女中仲間と、客の社長が見かけます。一方、客の社長は心中当...

松本清張 「黒地の絵」 の読書感想。

松本清張 「黒地の絵」 新潮文庫傑作短編集(二)、現代小説の第2集。松本清張の新潮文庫冒頭6巻は傑作短編集(全6巻)で始まっており、1・2巻が現代小説、3・4巻が歴史小説、5・6巻が推理小説と纏められている。傑作短編集(一)『或る「小倉日記」伝』があまりに面白く、むかし読んだ短編集(五)「張込み」も面白かったので何の衒いもなく本書を読み始めたが、この短編集は各編の出来に差がある。これまでもが傑作か...

松本清張  或る「小倉日記」伝  の読書感想。

松本清張  或る「小倉日記」伝  新潮文庫これは面白かった、面白すぎる。何度も復活フェアが展開され、その度に新しい世代ファンが生まれている松本清張。数冊しか読んだことがなく、しかもその多くがミステリ。清張と言えば推理小説という先入観があって、彼がいかに多くのジャンルを書きまくっているか勉強不足だった。清張は大きく別けて、三ジャンルある。最も有名なのが推理小説(今ではミステリ)だが、あと二つは「現代...

松本清張  『ミステリーの系譜』  の読書感想。

松本清張  『ミステリーの系譜』  中公文庫※2007年5月に書いたモノです。最近アメリカで起こった「バージニア工科大学銃乱射事件」、あのニュースを観て思い出した人もいたのではないだろうか?日本でも昭和初期、「津山三十人殺し事件」があったことを。  乱読第173冊 筑波昭「津山三十人殺し」 読書感想http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/doku9/doku173.htmlどちらの事件も、狭い世界でのトラブルと被害妄想...

松本清張  『張込み』  の読書感想。

松本清張  『張込み』  新潮文庫この歳にして、初めての松本清張。傑作短編集第5集なんですが、なんでこんな中途半端な第5集を選んだかと云うと、この本に「鬼畜」が選ばれているから。子供の頃、岩下志麻と緒形拳による本編ドラマを観て、強烈にショックを受けたんですね。なんと怖い話なんだ、と思っていたんですが、それが松本清張の作品だと知ったのは大人になってから。意外と松本清張の古本は散逸していて、ようやく見...
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