バイトの労働条件

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青春18きっぷ探検隊編 「青春きっぷで愉しむ鉄道の旅」 の読書感想。

青春18きっぷ探検隊 編 「青春きっぷで愉しむ鉄道の旅」 小学館文庫2004年の夏、私は東北・新潟方面へ各駅列車に乗って「おとこ一匹ひとり旅」をしてきました。東北本線を使って、仙台まで行こうと考えて列車に乗り、5回も乗り換えながら仙台に着いた時には7時間も経っていながら感無量。面白い!  翌日はそのまま東京に帰るのも残念で、新潟へ行く。これまた森の中を走る列車と、日本の美しさに、旅行はいいなぁ。次の...

歌野晶午 「生存者、一名」 の読書感想。

歌野晶午  「生存者、一名」  祥伝社文庫いろんなメルマガで話題になっている歌野晶午を、初めて読んでみました。  子供のころから、「十五少年漂流記」みたいなものが大好きなので、無人島でサバイバルを繰り広げる設定にまず、ワクワクしました。  ところが人気作家だけあって、やっぱり工夫してますね。新興宗教の過激派が、世を粛清するためテロ事件を起こし、そんな教徒たち6人の男女が孤島に潜伏する...。こんな...

井上ひさし 「本の運命」 の読書感想。

井上ひさし  「本の運命」  文春文庫私も私なりに本好きを自負しているんですが、この著者の本好きは桁違いです。毎月の図書購入費は数十万円、しかも読みに読んで、ついには十三万冊にも達します。結局は故郷に図書館を用意してもらい、その膨大な個人蔵書を寄託するんですが、これを単に金に任せてやってるんじゃないところが凄い。  私の母校が調度十数万冊だったのでこの十三万冊は想像しやすいのですが、これは中々の分...

江藤俊平、志茂田誠諦 「日本名匠列伝」 の読書感想。

江藤俊平、志茂田誠諦  「日本名匠列伝」  学研M文庫これは着眼点もいいし、それでいて歴史小説を読む中で気になっていた名物の話なんかも出てきて面白い一冊だった。鎌倉期の有名な仏師・運慶を筆頭に、刀工の正宗・村正・虎鉄、陶工の加藤景正・柿右衛門、意匠家の本阿弥光悦なんかはお馴染みなところ。甲冑師の明珍信家、人形師の人形忠、釜師の辻与次郎なんてマニアックすぎてこんな列伝集はホント珍しい。  現在「ビッ...

平岩弓枝 「御宿かわせみ4」 の読書感想。

平岩弓枝  「御宿かわせみ4」  文春文庫今年のライフ・ワーク「御宿かわせみ」シリーズ第4巻「山茶花は見た」です。ようやっと、面白くなってきたかな?といった感想。考えてみれば、ミステリは好きですが、推理ものや捕物帖はさほど好きではないのかも。それが「鬼平」だと面白いんだから、やっぱり作家による技量の差と私の好き嫌いだけなのかも。  全8編の連作集ですが、各編35項ほどで起承転結に繋げなきゃいけない...

綾辻行人 「殺人鬼」 の読書感想。

綾辻行人  「殺人鬼」  新潮文庫「こういうのも読むんだってー」そんな非難の声が聞こえてきそうな、危ない本書です。しかもこういう内容が面白かった、などと書いたらますます人間性を疑われそう。でも、こういった背徳な残虐なストーリーって、怖いもの見たさで読んじゃうんだよねぇ。  ブックオフでたまたま題名に引かれて、こういうのはどうかしらん?と手に取ったのが本書との出会い。作者綾辻行人は人気ミステリ作家だ...

山本周五郎 「与の助の花」 の読書感想。

山本周五郎  「与の助の花」  新潮文庫周五郎は高校生の頃、愛読していた作家の一人。他にも、遼太郎や周平、吉川英治など、何で隊員さんは読まんのやろう?と思われる作家は中高生時代に狂ったように読んでます。高校生で周五郎とは老けた高校生ですが、3年間図書委員であることをいいことに、図書室で国語の先生達とくっちゃべってた影響が大きいです。懐かしいなぁ。  本書は昭和十年代の戦時中に書かれた短編13編。軍...

貴志祐介 「青の炎」 の読書感想。

貴志祐介  「青の炎」  角川文庫ここんとこ、大感動が無かった私にとって、久々の大感動。  秀才肌の今時の高校生が主人公。母親の昔離婚した義父が、今頃になって平和な母子家庭に闖入してくる所から物語はスタート。飲んだくれの元義父には秘密があるんですが、正義感と生真面目な主人公は大切な母親と妹を守るべく完全犯罪を企てる...。  こういうのを倒叙小説と云うんだそうですね。犯罪者側からストーリーが展開し...

山田風太郎 「厨子家の悪霊」 の読書感想。

山田風太郎  「厨子家の悪霊」  ハルキ文庫同じ様な作家ばかりで回していてごめんなさい。読書メルマガは山ほどあれど、私ほど偏った読書しているメルマガは少ないんじゃないでしょうか?これは、人様にお薦め本を紹介するんが目的じゃないから。だったら何?  南條範夫・海音寺潮五郎・宮部みゆき・山田風太郎。この四大作家の購入済み本は山ほどあるもんですから、しばしば今後も登場してしまいます。その分、突拍子もない...

宮部みゆき 「火車」 の読書感想。

宮部みゆき  「火車」  新潮文庫にわか宮部ファンの私、宮部本第5冊目にして、代表作の一冊を読んで見ました。山本周五郎賞、受賞作品。584項の長編。  今夏は東北ひとり旅に行ってきまして、各駅電車で仙台・福島・米沢・坂町・新潟と彷徨ってました。こういう事を1度やってみたかったので、大満足の旅でした。学生時代の夏季休みはひたすら肉体労働で日銭を稼いでましたから、独り旅はしたこと無かったんです。  今...

南條範夫 「達磨宰相・高橋是清」 の読書感想。

南條範夫  「達磨宰相・高橋是清」  PHP文庫副題に「七転八起の人生哲学」とあるように、数奇な人生を辿った宰相伝。  私生児として生まれ、十代のころは留学先のアメリカで奴隷として売られたり、帰国後は鉱山の開発で騙されて大損したりと、普通の人ならペシャンコになってしまう事が次から次へと起こる。  持ち前の楽天さと、人に好かれる好男子で、努力と幸運で逆境をチャンスに変える手腕が今太閤。南條範夫は一筋...

青島広志 「作曲家の発想術」 の読書感想。

青島広志  「作曲家の発想術」  講談社現代新書本屋をぶらり、と歩いてたら見つけた一冊。ネットの世界では様々な情報が入手ができるが、こういったフとした出会いは難しい。作曲家ブルーアイランドさん、青島さんの赤裸々な現役作曲家の軌跡。前半では辛口な文体で、作曲界への大いなる警鈴かと期待したが。徐々に著者周辺への愚痴とも恨み節ともつかない小話がしょっちゅう挿話されてガッカリ。もっと大きな視点で、作曲界の...

池波正太郎 「鬼平犯科帳2」 の読書感想。

池波正太郎  「鬼平犯科帳2」  文春文庫現在私は、超長編を2シリーズ同時並行して読んでまして、ひとつは平岩弓枝「御宿かわせみ」、もうひとつがこの「鬼平」。  ですけど面白さは歴然の差がありますと云うか、私の好みが判然としていると申しましょうか、この「鬼平」の方が滅法好みです。「悪(わる)」の視点からも物語が語られているし、鬼平の側にも過去を持った密偵(いぬ)や阿呆同心の兎忠(うさちゅう)が居たり...

山本文緒 「みんないってしまう」 の読書感想。

山本文緒  「みんないってしまう」  角川文庫1編15ページほどの読み易くて少し考えたりする短編が12編。少しづつ楽しみながら読もうと思ってたけど、あと1編あと1編と思ううちに一気に読み終える。  真面目で大人しい女性が主人公と思いきや、ハチャメチャなヤンキー女がテキトーな日々の断片があったり、見栄っぱりファッション大好き女性の話だったりと、読み始めないとどんな話だか全然分からない短編が続く。  ...

安西篤子 「不義にあらず」 の読書感想。

安西篤子  「不義にあらず」  講談社文庫武家妻女もの全9編。辛く悲しい中にも一筋の光が見える山本周五郎や、厳しさの中にも優しさが滲む藤沢周平といった、武家ものは最後の最後では光が覗く。  しかし、この安西さんには、「救い」が全く無い。これは意図的に、根深い思惑がって敢えて「無明」の世界を突き付けている。  「黄水仙」「夏茱萸」「紫苑」「山茶花」など、全編植物の名前でタイトルが統一されているが、植...

東直己 「探偵くるみ嬢の事件簿」 の読書感想。

東直己  「探偵くるみ嬢の事件簿」  光文社文庫      格調高きこのメルマガ読書感想では、大変珍しいお色気ありの探偵もの。東直己の「逆襲」が大変面白かったので、数冊買っておいたうちの1冊が本書だが、ナゼこの書から読み始めたのかは、私にも分からない。  全7編からなる探偵ものですが、そのヒロインくるみは風俗嬢。舞台も北海道の架空の不夜城都市で、くるみが訳あってこの街にやって来る所から物語りは始ま...

宮部みゆき 「平成お徒歩日記」 の読書感想。

宮部みゆき  「平成お徒歩日記」  新潮文庫関東の方は御存知のTV番組「ぶらり途中下車の旅」(日テレ)に歴史エッセンスを振りかけて、まるでメルマガみたいなラフなノリで出来上がったのが本書。超オススメ!先月読んだ・・・続きは、うちの本体HPへ飛んでクダサイませ。 ↓ http://www16.tok2.com/home/randokudt/doku2/doku34.htmlFC2 Blog Ranking 人気blogランキングへ ...

白石一郎  「長崎ぎやまん波止場」 の読書感想。

白石一郎  「長崎ぎやまん波止場」  文春文庫百ページほどの中篇3編からなる長崎を舞台にした捕物帳。捕物帳といえば、銭形平次で代表されるように江戸が舞台と相場が決まってますが、考えてみれば全国どこでだって捕物はあったはず・・・続きは、うちの本体HPへ飛んでクダサイませ。 ↓http://www16.tok2.com/home/randokudt/doku2/doku33.htmlFC2 Blog Ranking 人気blogランキングへ ...

海音寺潮五郎×司馬遼太郎 「日本歴史を点検する」 の読書感想。

海音寺潮五郎×司馬遼太郎 「日本歴史を点検する」  講談社文庫博覧強記の2大作家の対談集。190項の薄い本だが、内容は高度で読了まで1週間ほど懸かった。いつも言ってますが、物知りの人の書く本は面白く、その物知り2人の話は更に面白い・・・続きは、うちの本体HPへ飛んでクダサイませ。 ↓http://www16.tok2.com/home/randokudt/doku2/doku32.htmlFC2 Blog Ranking 人気blogランキングへ ...

浅川純  「社内犯罪講座」 の読書感想。

浅川純  「社内犯罪講座」  新潮文庫著者は、日立で18年勤めた脱サラ小説家。小説の内容は、古い大会社のどこにでも蔓延(はびこ)っている忌まわしき常識をネタに、シニカルにミステリー風に仕上げている。感想としては、自分の醜い面を見せつけられているようで、いやぁな気分になる作品群だった。外資系やお気楽な職場で働いている人は、「ふ~ん、そんなアホな事があるんだろうなぁ」と楽しめるんでしょうが...。「明...
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