バイトの労働条件

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東直己  「ススキノ、ハーフボイルド」  の読書感想。

東直己  「ススキノ、ハーフボイルド」   双葉文庫毎度何を読んでも面白く、大好きな作家の一人である東直己。しかし、これは駄作。あづまファンの多くも、きっと違和感や落胆を感じた作品だろう。ただし本作は著者の他2作品と作品背景がリンクする力作だそう。ススキノ探偵シリーズ「駆けてきた少女」とは角度を異にしつつ同事件を追っているそうだし、私立探偵畝原シリーズ「熾火」とも繋がるそうだ。あづまファンとしては...

伊坂幸太郎  「グラスホッパー」  の読書感想。

伊坂幸太郎  「グラスホッパー」   角川文庫もうこの何年も、書店では伊坂幸太郎が大人気だ。この本を始め、伊坂作品の多くを買うことは買っているんですが、こうやって読んでみたのは初めて。若くして大人気作家でもあり、期待が大きすぎたのかもしれない。しかし彼の文体は、さすがに低いでしょ。何も小難しく格好つけて書くのが良い、と言うわけではないんだけど、この人の文章はちょっとプロとは言えない。そもそも彼の小...

二ノ宮知子 「のだめカンタービレ」第21巻 の読書感想。

※クラシック用ブログに書いた感想と一緒です。二ノ宮知子 「のだめカンタービレ」第21巻  講談社コミックスKISS本作でいよいよラヴェルのピアノ協奏曲が出てきます。千秋とルイがイイ感じで、このコンチェルトを紡ぐんですが、この曲は私も大好き。ルイという恋する乙女の詩情を詠わすには、たっぷり過ぎる名曲でしょう。当然、知っている人も多いとは思いますが、もし、万が一、この曲を知らない人は善は急げ。第2楽章の独白...

井田博  「日本プラモデル興亡史」  の読書感想。

井田博  「日本プラモデル興亡史」  文春文庫子供の頃プラモデルを作ったお父さん!これは面白いでっせ。文春文庫は編集者にプラモ好きがいるのか、プラモデル関連の文庫本がいくつか発行されてます。今でこそ子供たちのおもちゃの主流はテレビ・ゲームですが、ファミコンが登場するまではおもちゃの王者はプラモデルでした。かく言うわたしも、プラモデルは中学生までハマりまして、ガンプラ(ガンダム・プラモデル)やミリタ...

藤沢周平  「ささやく河」  の読書感想。

藤沢周平  「ささやく河」  新潮文庫彫師伊之助捕物覚えシリーズ第三弾(最終話)。このシリーズは第1話が一番面白く、第2話は駄作。そして本編第3話は秀作、といったところか。さすがに第3話ともなってくると、「前作読まなくても愉しめるよ」なんて嘘は言えないが、前2作を読んだ上で本編を読んだ方が、主人公伊之助の境遇やしがらみまで味わえて尚よろしい。元岡っ引きの伊之助は捕物にのめり込むうちに家庭をないがし...

高島俊男  「お言葉ですが・・・」  の読書感想。

高島俊男  「お言葉ですが・・・」  文春文庫週刊文春に長期連載されていた毒舌言葉遣い系エッセイ。この人のきっつい性質が滲み出るような文章なんですが、回を重ねてゆくと少しづつ丸味を帯びてくる。もっとも面白いのが、読者とのコメントのやりとり。週刊誌に超毒舌でブッた斬るのは良いとして、こういう文章を載せると決まって文句(ご意見ご忠告)を寄せる人が出てくる。事実の訂正時は著者も素直に感心したり感服したり...
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