バイトの労働条件

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藤堂志津子  「熟れてゆく夏」  の読書感想。

藤堂志津子  「熟れてゆく夏」   文春文庫第100回直木賞(昭和63年下半期)受賞作品。もう、かれこれ20年も前に受賞された作品になりますが、純文学(ストーリーよりも頭の中での思考が総体を占めている)、ドロドロした恋愛話のためか、古臭さは感じません。「鳥、とんだ」(約五十ページ)、「熟れてゆく夏」(約百ページ)、「三月の兎」(三十ページ足らず)の三中短篇から構成された、藤堂志津子入門には最適な文庫...

阿部謹也  「物語ドイツの歴史」  の読書感想。

阿部謹也  「物語ドイツの歴史」   中公新書中公新書の「物語~の歴史」シリーズ。私にとっては「アメリカ」「中東」続く3冊目。上記2冊は非常に面白いんで読んで欲しいんだけど、この「ドイツ」に関しては、材料は面白いのに調理方法が実にイケてない。ドイツったって広いんだし、それでいて「ドイツ的とは何か」だなんてこだわりを持ってらっしゃるから、話は堅苦しくなっている。一橋大の学長をした後も数々の要職を重ね...

文藝春秋編  「孤高の鬼たち」  の読書感想。

文藝春秋編  「孤高の鬼たち」   文春文庫1989年初版の文庫本なんで、古本屋でも出合うのは簡単では無いかも。しかし、もし見つけたなら買っておいて損はなし。小説や小説家の丸秘話がテンコ盛りだ。瀬戸内寂聴が「太宰治」と三鷹下連雀の情緒について。山口瞳は隣人の小父さんだった「川端康成」。松岡筆子が書いた父「夏目漱石」の話は実に興味深い。妻・坂口三千代は夫「坂口安吾」を書くが、もう凄い話の連続。今東光...

岡崎武志  「古本でお散歩」  の読書感想。

岡崎武志  「古本でお散歩」   ちくま文庫ちくま文庫で数冊、ポプラ文庫では角田光代と共著で出して注目した古本マニアの岡崎武志をようやく読んだ。この本も買ったのは4~5年前で、古本好きな私としては早く読みたい一冊だったのだが、何分ツン読本が膨大になりようやく本書の出番となった。本書にて岡崎氏の文章は初めて読んだのだが、彼の「古本」絡みの内容にココロ惹かれて、岡崎氏の文体が好みに合うのかどうか見極め...
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