バイトの労働条件

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唯川恵  「ため息の時間」  の読書感想。

  唯川恵  「ため息の時間」   新潮文庫女流作家の恋愛小説ってのは、あまり読んでいない。山本文緒と村山由佳くらいか。最近それもなんだしと思い、藤堂志津子とか新津きよみにも手を出したりして。それでいて瀬戸内寂聴や林真理子は未読なんです、何十年も読書してる割には読書範囲が狭い。今回はそんな女流恋愛小説家のひとり、唯川恵を初読み。恋愛モノ9編からなる短篇集、実に読みやすい。かるーい現実の中に忍び寄る...

南條範夫  「剣士流転」  の読書感想。

      南條範夫  「剣士流転」 上下   徳間文庫徳川の草創期、多くの大名が改易された。関ヶ原が終わり、政権握れば用無しはお払い箱か!子供の頃私は、こういった徳川の非情さに腹が立った。しかし徳川幕府の大名改易本を多く読むにつれ、なぜあれ程までの改易が成されたのか解かる。闘いには有力な武闘派は、合戦でこそ最大限の戦功を立てられるが、その多くは乱暴者の命知らず。突撃や体当たりは秀でていても、戦が...

金聖響  「ベートーヴェンの交響曲」  の読書感想。

  金聖響  「ベートーヴェンの交響曲」   講談社現代新書本書は金聖響と玉木正之の共著となっていますが、玉木氏が登場するのは冒頭と結部の対談、それに前書きだけで、全体からすれば一割にも満たないかと思います。本文はベートーヴェン全九曲を一章づつ採り上げている金氏の文章のみです。事実上、金氏のベートーヴェン交響曲論ともいえる、非常に興味深い本。クラシック・ファンなら、ベートーヴェンは避けては通れない...

原  「そして夜は甦る」  の読書感想。

  原  「そして夜は甦る」   ハヤカワ文庫言わずと知れた、日本ハードボイルドのバイブルみたいな一冊。チャンドラーに捧げられただけあって、外国映画の字幕を観ているかのような会話。ウィットに富みつつ遠まわしだったり、逆説的だったり、キザだったり。頭の回転が早い、読書を愉しんでいるヒト向け。わたしは、ダメだった。今から二十年以上も前に書かれたので、ミステリ・サスペンスの雰囲気が、どうも古臭い。雑居...
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