バイトの労働条件

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河合敦  「世界史は日本史をどう記してきたか」  の読書感想。

  河合敦  「世界史は日本史をどう記してきたか」  青春新書  日本史と世界史というように、日本とその他を明確に分離して歴史を教えている国は日本だけだそうで、考えてみればほとんどの多くの国が隣国と地続きであり、隣国やエリア一帯の歴史抜きでは自国の歴史も教えにくいのかもしれません。日本だって韓国や中国と密接な交流や影響を交し合ってきており、日本史というより、東アジア史といった視野で歴史を学ぶ方が自...

早乙女貢  「江戸あるき西ひがし」  の読書感想。

  早乙女貢  「江戸あるき西ひがし」   小学館文庫東京の、それも江戸時代の名所を現代地理に置き換えて、逸話を交えて紹介してくれる。特筆したいのは、かなりの「毒舌」。早乙女貢は惜しくも2008年12月に亡くなっているが、「會津士魂」で有名。読んでみたいが、かなりの長編なので手が出ない。本書文庫版は99年初版なので、1926年生まれの筆者が六十代に書いた物と思われ、大御所的な毒舌が小気味よい。舌鋒の向かうとこ...

川島誠  「800」  の読書感想。

  川島誠  「800」   角川文庫陸上競技800m走に青春をかける男子高校生2人と、彼らの周りの女の子3人の青春群像劇。約280ページのうち、序盤100ページあたりまでは展開が面白くどんどん進む。中盤100ページは、正直ダレる。高校一年生最初の夏休みのそれぞれの行動が描かれるんだが、これまでの突っ走るような展開からまったりした夏休みが描かれ、それが逆に終盤の波乱に繋がる雌伏なのは最後まで読み切...

安部龍太郎  「血の日本史」  の読書感想。

  安部龍太郎  「血の日本史」   新潮文庫六百ページを超える大短編集。平均13ページの短編が、実に46作品。大和時代から明治維新までを満遍なく短編化することで、日本通史のような効果も産んでおり、これは歴史短編小説集に残る金字塔。なぜなら、全ての短篇がメッチャ面白いから。時代に選り好みが激しい私なのに、しかも興味の無い大和時代の短編集から始ったというのに、いきなりのめり込んでしまった。しかも安部...

稲垣史生  「考証風流大名列伝」  の読書感想。

  稲垣史生  「考証風流大名列伝」  新潮文庫茶道誌「淡交」に連載された徳川期の風流大名を描いた短編集。道理で、茶の湯を無理矢理こじつける箇所が気になった。 徳川光圀(水戸徳川家) 徳川宗春(尾張徳川家) 伊達綱宗(仙台藩) 井伊直弼(彦根藩) 織田秀親(和州柳本藩) 前田吉徳(加賀藩) 小堀遠州(江州小室藩) 安藤信正(磐城平藩) 柳生宗矩(和州柳生藩) 松平不昧(雲州松江藩) 浅野長矩(赤穂...

小林信彦  「本は寝ころんで」  の読書感想。

  小林信彦  「本は寝ころんで」  文春文庫二部構成で、第1部「他人に教えたくない面白本=ベスト50」書下ろし。第2部は読書日記と称し、週刊文春1991年8月29日号~1994年1月27日号掲載分。第1部のベスト50は書き下ろしだけあって腕を組んで挑んだ感あるが、第2部の週刊文春連載は調子の上下が激しい。ベスト50は五種に分けており、ベストテン×5種=ベスト50。 海外ミステリ・ベストテン(古典) 海外ミステ...
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