バイトの労働条件

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紀田順一郎  「古書収集十番勝負」  の読書感想。

紀田順一郎  「古書収集十番勝負」  創元推理文庫神田神保町の古書店。老人店主の余命は、あと1年ももつかどうか。後継者は二人、同居して病人介護を十年努めた長女の夫と、店主の後釜を狙って途中参加してきた次女夫婦。倫理的には長女の夫であり、この店に長く勤めてはいるが本の知識が浅く、事務的で商売上手とは言えない。一方次女の夫は浪花の商人。コテコテの大阪人で、東京人が大阪人に持つイヤな面全開な人物。ただし...

乙川優三郎  「生きる」  の読書感想。

乙川優三郎  「生きる」  文春文庫直木賞受賞作「生きる」(96ページ)の他、中篇2編「安穏河原」「早梅記」を収めた中篇集。乙川氏の作品は数冊読んでいて、現在活躍している時代小説家の中では大好きになった作家であり、本書は直木賞受賞作も含んだ作品集とあって大いに期待して読んだのだが、これがいけなかったのか。そもそも「生きる」というベタな題名が、自分には違和感があったというか、予感がしたというか。父の代...

鯨統一郎  『新・世界の七不思議』  の読書感想。

鯨統一郎  『新・世界の七不思議』  創元推理文庫なるほどね、確かに本書を絶賛するレビューが多いわけだ。本書を読んでいる最中から感じた率直な感想だ。作中で採り上げられた七不思議は下記の7つ。アトランティス大陸、ストーンヘンジ、ピラミッド、ノアの方舟、始皇帝、ナスカの地上絵、モアイ像。ペンシルベニア大学教授の歴史学者は、日本の若く美しい歴史研究家静香に京都奈良へと案内される予定である。そんな旅の前夜...

杉本章子  「名主の裔」  の読書感想。

杉本章子  「名主の裔」  文春文庫「名主の裔」143ページ、「男の軌跡」72ページの2編。初期の中篇集なんですが、どちらも大して面白くない。「東京新大橋雨中図」「写楽まぼろし」が面白かったんで、杉本章子の文庫は全て購入して、初期からじっくり行きますか♪と始めてみたのだが、最初期は予想以上につまらなかった・・・。表題作「名主の裔」は、幕末江戸から明治東京に激変する世界が、名主の目から描かれた異色作...

よしながふみ  「大奥」  の読書感想。

        よしながふみ  「大奥」  白泉社ジェッツコミックス※2010年10月に読書感想メルマガ発行したモノです。「よしながふみ」をご存知だろうか?今般実写映画「大奥」がロードショウされるにあたり、急速に本書も脚光を浴びているが、従前より彼女の才能を愉しんでいた読者からすればチャンチャラ可笑しい話に過ぎない。私も、彼女の草創期から知っているわけでなく、前作「フラワー・オブ・ライフ」が素晴らしい作...

小玉ユキ  「坂道のアポロン」6  の読書感想。

小玉ユキ  「坂道のアポロン」6  小学館フラワーコミックスα本書「坂道のアポロン」は、第4巻まで読んだ時点で紹介しているのだが、この第6巻がいよいよ神展開になってきたのであらためて紹介したい。このお話が高校生活だけで終わるとしたら、全10巻(予想)。大きな話の流れから大学上京編へと長編化して欲しいし、社会人編へと進むに値するほど奥の深い設定が出来上がっている。本書が多くの高校生マンガと異なっている...
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