バイトの労働条件

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レスラー  「FBI心理分析官2」  の読書感想。

レスラー  「FBI心理分析官2」  ハヤカワ文庫1996年日本語訳単行本刊行、2001年単行本化されたから、もう十数年前のベストセラー。プロファイリングという捜査技法ですっかり有名になった著者レスラー氏。冒頭では、彼の近年の活動について言い訳めいた説明が続きうっとおしいが、事件そのものに話が収斂されてゆくと内容も重くなってゆく。全部で9章あり、つくば母子殺人事件という日本の事件解明から話は始まる。ヴェト...

原りょう  「私が殺した少女」  の読書感想。

原りょう  「私が殺した少女」  ハヤカワ文庫直木賞とファルコン賞をW受賞した、原りょうの代表作にして傑作。原りょうの「りょう」は、「寮」のウ冠を取った字体であり、文字化けしそうなので使用しない。題名から邪推すると、ロリコン犯人の悪徳小説のように思えていたが、内容は全く違う。沢崎探偵が依頼主宅を訪問すると、突然誘拐犯の共犯者として逮捕されてしまう。何がなんだか判らない展開はまるで自分が沢崎探偵にな...

山本周五郎  「さぶ」  の読書感想。

山本周五郎  「さぶ」  新潮文庫学生の頃読んでいただろうと勝手に思い込んでいたが、今回読み始めてみて、すぐ未読だった事を悟った。何をやってもドジでグズな「さぶ」と、対照的な「栄二」。経師屋の住み込み奉公の二人は互いに励まし合いながら、というよりは、栄二が、さぶを励まし続ける形で修行期間が過ぎてゆく。大体こういう始まりは、颯爽と上手く行っている方に不幸が訪れる。本書も予想した通りだったのだが、その...

奥田英朗  「イン・ザ・プール」  の読書感想。

奥田英朗  「イン・ザ・プール」  文春文庫精神科医と患者のとんでもエピソードからなる、短編5編。こいつぁ面白いや、と第1編(憂鬱脱却のため水泳にのめり込む話)は読んだが、編を追う毎にインパクトが弱まってくる。ベストセラーになって、映画化されて、本書の次回作「空中ブランコ」は直木賞と、今じゃ奥田英朗の出世作となったわけだが、奥田作品全体を見通せばそこまで評価できるかな?というのが正直な感想。総合病...
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