バイトの労働条件

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宮部みゆき  「東京下町殺人暮色」  の読書感想。

宮部みゆき  「東京下町殺人暮色」  光文社文庫この本も数年前に読んだのに感想書かず、書こうと思ったら内容丸忘れ。今回再読したが、中盤まで全然思い出せなかった。主人公の中学生が、両親が離婚して父親に引き取られている。母親は医者と再婚していて、父は平刑事なのに家政婦を雇うという不思議な設定。思春期の男子が、両親離婚・母再婚・家政婦が家に居る、という設定なら屈折した少年になってこそリアリティが出て面白...

池波正太郎  「鬼平犯科帳11」  の読書感想。

池波正太郎  「鬼平犯科帳11」  文春文庫鬼平は面白いと書きつつ、前巻10巻を読んだのは昨年9月、あれから4ヶ月も経っている。もう少しテンポを上げた方がいいね、池波正太郎はこの鬼平だけにあらず、剣客商売や梅安、真田太平記と大シリーズや大作が待っている。少年時代司馬遼太郎で歴史小説に入門した者にとって、池波の酸いも甘いもな世界はとっても楽しい。4ヶ月ぶりとはいえ数ページ読み始めただけで、すぅっと鬼平の...

荻原浩  「コールドゲーム」  の読書感想。

荻原浩  「コールドゲーム」  新潮文庫ラノベ人気が蔓延して、随分経つ。西尾維新の本を一冊買ってあるが、未だ読んでいない。そんなラノベ未経験者なのに、きっとラノベってこんな感じなんだろうな、と思ってしまう。流れや表現で映像が連想され、ドラマを観てる感じ。それでいて、読んでいるとそこそこ面白い。最近急速に彼の本が本屋で並んでいるのも、致し方ないのか。主人公は高校野球も終わってしまい、あとは受験に突き...

小田部雄次  「華族」  の読書感想。

小田部雄次  「華族」  中公新書歴史が好きと言っても色々で、戦国時代が好きだとか、伊達政宗とか新撰組といった特定の人物とか団体に関心があるとか。私は家系とか血縁といった、「お家」「血筋」に関心が高い。これは敬愛する作家南條範夫が重視していた歴史鑑で、「お家」大事が薄れてしまった現代では忘れがちだが、昔は個人よりも「お家」が重要だった。どうしてそれほど才能の無い武将が伸し上がれたのか?ある時期から...

綱淵謙錠  「聞いて極楽」  の読書感想。

綱淵謙錠  「聞いて極楽」  文春文庫実は本書を読んだのは二度目。私は滅多に本を二度読まないのだが、この本は数年前に読み、その感想を書こうと思っているうちに忘れ、いざ書こうと思ってたら内容も忘れた。パラパラと読めば思い出すだろうと読み返してみると、ほんとに忘れている。しかし面白い。結局全部読み直した。見開き2ページに一話が載っており、それが全百話で二百ページ余。戦国期から明治初期までの埋もれたエピ...

黒川博行  「雨に殺せば」  の読書感想。

黒川博行  「雨に殺せば」  文春文庫東野圭吾(1958-)や伊坂幸太郎(1971-)が大人気な現代ミステリ界ですが、私は東直己(1956-)や今回読んだ黒川博行(1949-)の方が好きです。伊坂はまだ初期の作品(グラスホッパー、重力ピエロ)しか読んでないので文体が自分に合わないんですが、東野は少し軽い感じが合わない。その点、東と黒川はじっくりと読み進めたい筆致が自分好みで、特に黒川の地味ながら本格派警察モノはリ...

南條範夫  「日本史の謎と真説」  の読書感想。

南條範夫  「日本史の謎と真説」  銀河出版(※2011年1月に発行したメルマガの感想です。)お正月のような長期休暇は、少し分厚い本を読む事にしている。電車の中で単行本を片手にして読むのは手が疲れ、薄めの文庫本がありがたい。しかし長期休暇は家でゆっくり読め、特に長風呂の大好きな私は本や簡単な料理を持ち込んで一時間以上風呂に浸かるのが楽しい。大好きな南條範夫を半年以上御無沙汰にしていたのに気付き、単行本と新...

下田治美  「愛を乞うひと」  の読書感想。

下田治美  「愛を乞うひと」  角川文庫幼児期、主人公が母から凄惨な折檻を何度も受ける描写が激しすぎて、衝撃を持って受け留められた作品。この作品を読んで考えるに、二つの見方がある。著者自身の実体験を赤裸々に描いたものなのか、純粋に創作なのかだ。相当リアルな描写が理不尽なほど続き、その細かい描写は想像力を超えた迫真性がある。現実にあった話って意外と「?」となる行動や展開が多く、もっと感動作品に仕上げ...

宮下誠  「カラヤンがクラシックを殺した」  の読書感想。

宮下誠  「カラヤンがクラシックを殺した」  光文社新書題名に、著者の思いが籠められている、それが全て。クラシック音楽界とレコードCDを詰まらなくさせてしまった最大要因はカラヤンであり、彼をギュウギュウに締め上げる事に徹している。一方、大好きなクレンペラーとケーゲルの音楽に各一章を割き、対比させる事で均整を取ろうとしているが、既に結論は決まっているので鼻白んでしまう。ちなみに、私もケーゲル旋風を浴...
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