バイトの労働条件

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ソルジェニーツィン 「イワン・デニーソヴィチの一日」 の読書感想。

ソルジェニーツィン 「イワン・デニーソヴィチの一日」 新潮文庫旧ソ連の恐ろしい強制収容所での一日を描いた、発表当時は世界を騒然とさせた一冊。半年に一冊くらいは名作名著も読んでおこうと手を出した。ほとんどが著者の実体験をもとに、収容所生活を再構成したそうだ。とにかく寒そう、腹が減ってそう、汚そう。こんな劣悪な環境で、十年二十年を生き抜いていかにゃならんなんて。二百数十ページの本だが、四百ページくらい...

池波正太郎 「鬼平犯科帳」13 の読書感想。

池波正太郎  「鬼平犯科帳」13  文春文庫全6編を279ページに収める。4編目までは面白さの連続だったが、残り2編が詰まらなく、何かあった(時期だった)のかな?と思わせる出来の違い。6分の4の確率で愉しめたが、少しマンネリ。「熱海みやげの宝物」熱海温泉でのんびり湯治している鬼平一家。従いて来た相模の彦十が昔の盗賊仲間に出会い・・・。「殺しの波紋」真面目一辺倒の同心。ふとした躓きが、坂を転げるように落...

小林章夫 「召使いたちの大英帝国」 の読書感想。

小林章夫  「召使いたちの大英帝国」  洋泉社新書こういう先生の授業なら受けてみたい、面白いよ、この観点。 と、読みながら著者の略歴をチェックしてしまいました。 上智大教授だそうで、文学部英文学科で18世紀の英国小説を 専門とされているそうです。 メイドが持て囃された日本ですが、本場、英国の「召使いたち」を 紹介した一冊。召使いといっても、メイドや執事だけでない。 男性は、バトラー(執事)を頂点に、 フッ...

佐藤両々 「わさんぼん」 の読書感想。

佐藤両々 「わさんぼん」 まんがタイムコミックス 芳文社本が大好きだけど、漫画も大好き。以前、「月刊アフタヌーン」とか「ビックコミックスペリオール」と読んでるって書いたけど、最近は四コマ漫画を愛読してます。毎月買ってるのは下記4誌「まんがタイム」「まんがタイムオリジナル」「まんがタウン」「まんがライフオリジナル」実はこの四誌、すべて佐藤両々の連載があるんです。「まんがタイム」では今回紹介したい「わ...

海音寺潮五郎 「日、西山に傾く」 の読書感想。

海音寺潮五郎 「日、西山に傾く」 東京美術昭和47年初版の歴史随筆集、単行本。「海音寺潮五郎短篇総集」全8巻が講談社文庫より出ているが、本書は短篇小説で無く、随筆集なので貴重。ネットならたまに見かけるので、安く出ているなら、買って損は無い逸品。海音寺は1977年(昭和52年)、77歳で死去したが、本書は1972年(昭和47年)にあとがきが記されているので、まさに晩年、人生を振り返りつつ幼少期から最近までの思い起こ...

東直己 「立ちすくむとき」 の読書感想。

東直己 「立ちすくむとき」 ハルキ文庫二百ページに24の短編が詰まった、連作短編集。一編十ページも満たないわけで、どれもこれも物足りない。数ページの中でも、キラリと光る掌編を書ける作家もいるが、東は短編より長編で生きる作家だ。上記が感想の全てですが、東の大ファンなので、もう少し蛇足を連ねます。例えば、未読の作家で、少し関心があるとき。いきなり全十巻の大シリーズものなんて、いくら話題でも手を出しづら...

岳真也 「悪女たちの残酷史」 の読書感想。

岳真也  「悪女たちの残酷史」  講談社+α新書残酷ドキュメントもの、というジャンルがある。有名なものでは桐生操が文庫新書で乱発しているし、書店の歴史コーナーには少なからずオドロオドロシイ残酷モノや処刑モノ書物が並ぶ。そんなおぞましいもの、見たくもない!と思う人もいるだろうけど、売れているから売り続けられているんだし、読む人が多いから何冊も似たような類似本が生まれている。本書内容も歴代の残酷モノを...

黒川博行 「八号古墳に消えて」 の読書感想。

黒川博行  「八号古墳に消えて」  創元推理文庫歴史が大好きだが、古代史は全く興味が無い。飛鳥奈良時代どころか、平安鎌倉時代辺りまで興味が持てない。小中学生の頃、吉川英治「新平家物語」の読破に苦労したり、大佛次郎「源実朝」を読んだりと源平期は親しんだのだが、なぜか好きにならなかった。生まれながら身分が確定しているのが、面白く感じない原因だと思う。さて、本書は考古学界を舞台としたミステリー。古墳を研...

佐藤百合 「経済大国インドネシア」 の読書感想。

佐藤百合  「経済大国インドネシア」  中公新書中公新書の「物語~歴史シリーズ」を愛読しているが、たまにはナウな国勢も読んでみようと本書を選んだ。私にしては珍しいほぼ新刊で、2011年12月初刊。BRICs(ブラジル、ロシア、インド、チャイナ、南アフリカ)が新興国と持て囃されて久しいが、次にくる国はどこだろう。実は、BRICsという言葉が使われた頃、このインドネシアも含まれる可能性があったとか。BRII...
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