バイトの労働条件

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檜山良昭 「鋼鉄の鮫」作戦 の読書感想。

檜山良昭 「鋼鉄の鮫」作戦 光文社文庫1984年(昭和59年)文庫初版。巻末の広告には「光文社文庫創刊第2弾!」と銘打ってあり、その第2弾の一冊として、書き下ろしされたのが本書。光文社文庫が「創刊」だなんて、時代を感じさせるねぇ。三陸沖の大陸棚に、ソ連の原潜が事故を起こし、沈没着床してしまった。沈没といっても水没したわけでなく、航行不能となり海流に押し流され、海溝に滑り落ち艦が破壊されないように、ギリギリ...

奥本大三郎 「東京美術骨董繁盛記」 の読書感想。

奥本大三郎 「東京美術骨董繁盛記」 中公新書「ファーブル昆虫記」翻訳で有名な奥本氏が有名骨董屋を巡り、インタヴュー形式で紹介してゆく深訪記。中央公論社は中央区京橋2丁目、銀座線京橋駅と浅草線宝町駅の間にあり、この辺は骨董屋が集積しているという。そこで雑誌の連載として骨董屋めぐりが企画され、その連載記事をもとに本書が編まれたという。著者自身は昆虫記を翻訳しただけあって昆虫標本の蒐集家で、硯(すずり)...

松本清張 「黒地の絵」 の読書感想。

松本清張 「黒地の絵」 新潮文庫傑作短編集(二)、現代小説の第2集。松本清張の新潮文庫冒頭6巻は傑作短編集(全6巻)で始まっており、1・2巻が現代小説、3・4巻が歴史小説、5・6巻が推理小説と纏められている。傑作短編集(一)『或る「小倉日記」伝』があまりに面白く、むかし読んだ短編集(五)「張込み」も面白かったので何の衒いもなく本書を読み始めたが、この短編集は各編の出来に差がある。これまでもが傑作か...

日下公人+三野正洋 「いまゼロ戦の読み方」 の読書感想。

日下公人+三野正洋 「いまゼロ戦の読み方」 ワック出版部アマチュアとプロフェッショナルの差が痛々しい一冊。二人の共著という体裁なので、対談形式かと思いきや、それぞれ別々に執筆した模様。文書交換して書き綴ったようでもなく、各々が各章、一つのお題の中で思う事を綴っていく。それだけに双方の基礎知識が歴然となり、逆に基礎知識だけで評価せず読めば、日下さんのご高説もそれなりに拝読できる。日下は有名な評論家で...

小宮正安 「ヨハン・シュトラウス」 の読書感想。

小宮正安 「ヨハン・シュトラウス」 中公新書ワルツ王ヨハン・シュトラウスの学者研究かと思って、「大いに」期待せず読んだのだが。これが、想像以上に面白い!1969年生まれ、現在四十代前半、横浜国立大准教授。本書は2000年に初版されたので、執筆当時31歳!31歳でこれだけのものが書けるとは。文体は堅すぎず柔らかすぎず、判り易くて要点も伝わる。知的好奇心を呼び起こしてくれるし、着眼点もいい。これは今後が期待できる...

小川利彦 「幻の新鋭機」 の読書感想。

小川利彦 「幻の新鋭機」 光人社NF文庫歴史シミュレーション、特に第二次世界大戦のイフものを読んでいると、必ず出てくるのが「幻の新鋭機」。史実では、軍部の無能や予算削減で開発断念されたが、もしあの研究機が完成し、実戦配備されていたらどれほど大活躍していたことか・・・。そんなヨタ話が実に多く、そこまで書くんだったらどうして当時の人は、放棄しちゃったんだろうと不思議でならなかった。しかし、本書を読めば、...

加藤蕙 「消された英雄伝承の謎」 の読書感想。

加藤蕙 「消された英雄伝承の謎」 歴史マガジン文庫今は亡き、面白本がゴマンと揃ったワニ文庫「歴史マガジン文庫」シリーズ。歴史ファンならお馴染みの雑誌「歴史読本」のように、歴史的に面白そうな企画を、週刊誌的に考察してみようというコンセプト。「秘密」や「謎」、「もしも・・・」といった歴史が好きなだけに、その深奥や可能性に興味を抱く。これ当然。古来より、義経伝説や西郷のロシア流離譚など、英雄ほど「死んじ...
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