バイトの労働条件

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由良三郎 「裏切りの第二楽章」 の読書感想。

由良三郎 「裏切りの第二楽章」 文春文庫由良三郎こと本名吉野亀三郎は、東大医学部卒のウィルス学の権威で、横浜市大から東大教授へと昇った学者。それが定年退職2年後、「運命交響曲殺人事件」で、サントリーミステリー大賞を受賞し、才人は何をやっても成功する典型例。「運命交響曲殺人事件」も読んだんですが、ベートーヴェンの運命、冒頭ジャジャジャジャーン♪のあと、指揮者台座が大爆発して指揮者や演奏者もろとも爆死...

黒川祐次 「物語ウクライナの歴史」 の読書感想。

黒川祐次 「物語ウクライナの歴史」 中公新書欧州の歴史と言ったら、英仏独伊西。ところが以前読んだ「物語バルト三国の歴史」がやけに面白く、大国や主要国以外だって、面白いんだな。いな、主流じゃないからこそ艱難辛苦と興亡が激しく、歴史としては、ドラマティックなのだ。東欧から中央アジアにかけてや、北欧も面白そうだが、今回は、ウクライナを読んだ。ロシアもしくはソ連が本シリーズで出ていれば、先に読むんだが、ま...

藤沢周平 「風の果て」上下 の読書感想。

 藤沢周平 「風の果て」上下 文春文庫周平作品の中でも、これは素晴らしい秀作。上下二巻の長編だが、久々に徹夜してしまった。十万石余りの東国の中規模藩。主人公は百石余の下士の次男坊。剣術に励み、不毛の台地を開拓する夢見る青春が過ぎ、婿養子に納まってゆく。終盤では、異国の黒船が現れる描写が、チラと出たり、田沼政治から白河公の松平に、幕閣が変転する流れなども出るので、時代は、江戸中期から後期の始め辺りか...

落合信彦 「小説サブプライム」 の読書感想。

落合信彦 「小説サブプライム」 集英社文庫二十年ほど前、世界政治経済をまとめた本「国際情報 Just Now」(1991年)で、落合信彦を知った。面白かったと友人に勧めたら、数ヵ月後、落合氏の本を全作品読破した!と友人が興奮していたのを思い出す。それほど彼の作品には、嵌る人は嵌るのかもしれない。本作は、あの悪名高いサブプライム・ローン問題を中心とした、アメリカ経済界で働く主人公達の小説である。あくまで「小説」...

北原尚彦 「SF奇書天外」 の読書感想。

北原尚彦 「SF奇書天外」 東京創元社戦後SFの奇書ばかりを紹介した労作。「SFマガジン」誌にて2001年1月号~05年12月号までの5年間にわたり連載されただけあって、膨大な書籍が紹介されている。月刊雑誌の名物コーナーとして、一ヶ月に数ページ読むには丁度いいんだろうが、それが5年(60ヵ月)プラス書き下ろし加算、とくると、そりゃもう延々と続くわけです、SF奇書の紹介が。それでいて本文325ページといった文量で...

檜山良昭 「ヒトラーの奇襲」 の読書感想。

檜山良昭 「ヒトラーの奇襲」 講談社いま、全作品読破を目指している作家が6人いる。南條範夫、海音寺潮五郎、三野正洋、東直己、黒川博行。そして、今回の檜山良昭だ。以前は、宮部みゆきと山田風太郎も入れてたのだが、情熱が薄らいできて、収集も止めている。最近、久々に宮部みゆきを読んだが、東や黒川の方が自分に合っている。さて、そんなお気に入りの作家、檜山良昭だが、今は、実質隠遁生活に入っているように伺える。...
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