バイトの労働条件

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大沢在昌 「毒猿 新宿鮫2」 の読書感想。

大沢在昌 「毒猿 新宿鮫2」 光文社文庫新宿鮫1を読んで、これはもう全シリーズ間違いないと思って、今は第9巻まで、買い集めてあります。新宿鮫が百点満点だとしたら、本書も百点満点。第1巻も第2巻も、まったく変わらぬレベルの面白さとは、ほんとに瞠目に値する。今から約二十年前(1991年)の作品ですが、今からでもシリーズ読破を目指そうとしても、十分楽しめると思います。新宿署の一匹狼デカ、鮫島が新宿を舞台に悪...

伊坂幸太郎 「オーデュポンの祈り」 の読書感想。

伊坂幸太郎 「オーデュポンの祈り」 新潮文庫伊坂幸太郎はあまりに有名になり、話題となった。新しい作家、人気の出て来た作家も読もうと手を伸ばし、「グラスホッパー」「重力ピエロ」に続いて本書を読んだが、この3冊目で切り捨ててしまった方がいいのではないかと思った。残念な事に彼のベストセラーは、まだ数冊買い込んであり、読むのが苦痛なのだが、処分したものか挑戦してみるか悩ましいところ。「オーデュポンの祈り」...

紀田順一郎 「古書街を歩く」 の読書感想。

 紀田順一郎 「古書街を歩く」 新潮選書、福武文庫新潮選書が旧版、福武文庫が新版。両版の違いは最終章第18章が差し替えられていることで、旧版は「大いなる志を小さな本に-手づくり本のきびしさ・ミニ出版成立の背景」で、新版は「古書街の来し方、ゆく末-みずから演出した古書ブーム/再開発の大波にさらされて」。旧版の初版は1979年(昭和54年)と古く、新版初版も1992年(平成4年)だから、今から三十年以上前の本だ。...

三野正洋 「坂井三郎と零戦」 の読書感想。

三野正洋 「坂井三郎と零戦」 PHP新書二百五十ページほどで新書としてはそこそこの厚さだが、三野さんにしては、奥がない。坂井三郎と飛行機が、大好きなことは強く伝わり、構成もなかなかいいのに、読後満足感が弱いのは何でかなぁ。全十三章のうち、坂井三郎についてが六章。零戦についてが六章、零戦機関銃が一章だ。坂井三郎の生い立ちから戦歴や戦果、それに対して不当すぎた昇進の遅さ。この辺の海軍のエリート以外の悲...

ハイスミス 「リプリー」 の読書感想。

ハイスミス 「リプリー」 河出文庫パトリシア・ハイスミス、最大の有名作。名画「太陽がいっぱい」の原作が本書と言った方が受けが良いだろうか。文庫四百ページから成る本作だが、「太陽がいっぱい」とは半分くらい一緒だが、いろんなところが違う。ハイスミスが、本当は描きたかった物語を読んでみたい、と、あなたは思わないだろうか?映画で感銘を受けられた方も、映画を観てない人も、是非、サスペンス好きな人は間違いなく...

乙川優三郎 「椿山」 の読書感想。

乙川優三郎 「椿山」 文春文庫短編3編「ゆすらうめ」「白い月」「花の顔」と中篇表題作「椿山」からなる中短編集。乙川は好きな作家なのだが、短編「花の顔」で非常に不快になり、強烈な印象が残った。厳しかった姑が、少しづつボケてゆき、家族の理解も得られぬまま壊れてゆく姑の世話に翻弄される嫁の姿を悲惨に描いてゆく。ボケて童心に還ってゆく姑の言動から、姑の本心を汲み取ってゆく点に美談を感じるべきなんだろうが、...
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