バイトの労働条件

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古川愛哲 「江戸時代の歴史は大正時代にねじ曲げられた」 の読書感想。

古川愛哲 「江戸時代の歴史は大正時代にねじ曲げられた」 講談社アルファ新書ショッキングな書名なので、既読の方もいらっしゃるのではないでしょうか。明治史に詳しい方は、すぐに気付くはず。帯刀や敵討ちがあたりまえだった江戸時代から、立法国家に変貌せんと明治政府が採った士族への穏健事勿れ思想。荒々しい考えの多くを否定し、禁止した明治政府。一等国の仲間入りをしたものの、欧米に肩を並べんと背伸びするが、猿真似...

瀧羽麻子 「うさぎパン」  の読書感想。

瀧羽麻子 「うさぎパン」 幻冬舎文庫「左京区七夕通東入ル」という書名に、一目惚れして、著者の多くの本を買い込んだ。本書は彼女の実質デビュー作にして、ダ・ヴィンチ文学賞を獲っています。実質デヴュー作と歯切れ悪いのは、その前に「きらら」携帯メール小説大賞を受賞しているから。ということは、すごく若い女の子なの?と思うのですが、1981年芦屋生まれの、京大経済学部卒。表題作「うさぎパン」は、珍しいパン喰い小説...

海音寺潮五郎 「平将門」全3冊 の読書感想。

海音寺潮五郎 「平将門」全3冊 新潮文庫各巻六百ページ余で全3冊、総計18百ページ超。一般的な3百ページの文庫なら、全6巻となる大長編だ。そうだね、ここ数年で読んだ歴史小説で、本書は最高だった。平将門といえば平安中期、関東で反乱を起こし、自ら新皇と名乗った無茶な人。いよいよこれからという時に流れ矢に当たって討ち死。死後怨霊となって恐れられた。その程度の知識しかなかった。本書の何が、そんなに面白いのか...

小宮正安 「オペラ 楽園紀行」 の読書感想。

小宮正安 「オペラ 楽園紀行」 集英社新書著者の「ヨハン・シュトラウス」は傑作です。こりゃいいや、と本書も買ったんですが、あれれ?クラシック繋がりで、似たような喜びが再体験できるかと思ったのですが、ちっとも詰まらなかった。前述「ヨハン・シュトラウス」が2000年初版に対し、本書は2001年初版。執筆時期に大差は無いのに、この違いは如何?ヨーロッパ人は「楽園」への憧憬思想があるそうで、その再現からオペラは始...

角田光代 「幸福な遊戯」 の読書感想。

角田光代 「幸福な遊戯」 角川文庫3編からなる初期短編集。表題作は海燕新人文学賞(1990年)、六十ページ弱の短編。男2人に女1人のルームシェア生活。男女が一つ屋根に暮らして波風立たないわけも無く、事が起こったからこそ、女は安定してゆく。そんな生活に男の方が変化をきたし、一人去り、もう一人も去ってゆく。滅多にありえない設定だし、こんな女性も珍しい。設定に全く共感できず、展開もうなずけない流ればかり。ど...
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