バイトの労働条件

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小川利彦 「日本の傑作機」 の読書感想。

小川利彦 「日本の傑作機」 光人社NF文庫陸海軍の傑作飛行機をずらりと並べ、日本の軍事機開発の流れを俯瞰できる。日本とドイツは職人気質で、研究者も職人の如く、目的や手段のために様々な設計図を起こし、実験機を数限りなく試作する。そのため、機種は膨大となり、アメリカの「生産性重視」と対極だった。資源の乏しい国は、創造のおもねくままに、資源余りある国は、生産性を更に上げ、物量大作戦に突入だぁ。研究に研究を...

南條範夫 「燈台鬼」 の読書感想。

南條範夫 「燈台鬼」 文春文庫直木賞受賞作「燈台鬼」と、受賞までの最初期の歴史短編を集めた初期短編集。・燈台鬼・・・・・・・・・・S31年・「あやつり組」由来記・・・S30年・畏れ多くも将軍家・・・・・S29年・水妖記・・・・・・・・・・S29年・不運功名譚・・・・・・・・S28年・子守の殿・・・・・・・・・S28年・文庫のためのあとがき・・・S58年南條ファンとして特筆すべきは、著者自らの「あとがき」。著者の...

小谷野敦 「日本の有名一族」 の読書感想。

小谷野敦 「日本の有名一族」 幻冬社新書むかし神一行「閨閥」を読み、政治家や財閥は名家や旧華族と結びついてるんだなと、ウンザリしたことがあるが、本書は、政治経済に留まらず、文学・学界・古典芸能にまで一族関係譜を蒐集した一冊。著者は、東大・同大学院卒だが、ウィキペディアで経歴を参照すると、非常に忙しい人生を送っている。著作も膨大にあり、私は、全く知らなかったが、かなりの支持者がいる模様。著者は、系図...

神坂次郎 「秘伝洩らすべし」 の読書感想。

神坂次郎 「秘伝洩らすべし」 河出文庫灰汁(あく)の強過ぎる文体。陸軍の航空兵から様々な職業、建築現場の監督なども経て作家になっていった珍しい経歴の人だ。意外と古本屋には出回っており、ほとんどが歴史小説だ。ただし織田信長とか坂本竜馬といったメジャーでなく、故郷の和歌山県モノや無名の人々を採り上げ続けた孤高の精神。本書は4作の短中篇集。「乞食はんの芋虫」「南蛮又九郎の飛行」「掌の中の顔」「秘伝」「乞...

クーンツ 「戦慄のシャドウファイア」上下 の読書感想。

クーンツ 「戦慄のシャドウファイア」上下 扶桑社ミステリー文庫サンスペンス&ホラー。この手のハラハラドキドキは、くっだんねーなー!と思いつつ、どんどん読んで、最後は止まらなくなる。上下二巻の長編で、上巻より下巻の方が加速度的に面白くなった。悪い役人が化け物に食べられちゃえ、と不謹慎な展開を期待してしまった。幼児期のトラウマゆえに、永遠の若さを追求している天才物理学者が主人公。バイオ事業で大成功した...

中江克己 「逆転の人物日本史」 の読書感想。

中江克己 「逆転の人物日本史」 日本文芸社ラクダブックスとは、日本文芸社によるカッパノベルズもどき。平成5年初版だから、今から二十年前の本。古本屋で見つけて、こりゃいいやと買ったら、既に家にあった。深層心理で余程読みたかったんだな、といじらしく思い、急遽読み始めた。日本史の変換点にいた人物9人を採り上げる。彼らの実像と伝説を併記したあと、お楽しみの「イフ」が付く。彼らの死亡当時「実は死んでいないの...

赤川次郎 「散歩道」 の読書感想。

赤川次郎 「散歩道」 光文社文庫赤川次郎のショートショート。私の読書人生は、小4の吉川英治「三国志」「新平家物語」で始まったんですが、中学時代に読み漁った星新一のショートショートで、活字中毒になりました。ショートショートは軽い読み物で、あと一編、もう一編、と読んでゆくうちに、一冊、読み終えてしまう。読書は楽しい、活字は快楽を与えてくれる。そう洗脳されてしまった。赤川次郎は、数冊読みましたが、あまり...
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