バイトの労働条件

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野沢尚 「リミット」 の読書感想。

野沢尚 「リミット」 講談社文庫こわい小説は、ホラーだけじゃない。本当の意味での「こわい話」は本書みたいなもので、現実に起こりえそうな話が、最もやばい。幼児誘拐、人身売買、臓器移植。この3点が、日本で組織的に行われたら、という仮想小説だ。学校の帰り道、いじめられっ子は一人、人気の無い道をとぼとぼ歩いてゆく。遊園地のトイレに、一人で用が足せるようになった男児が入ってゆく。日本の何気ない風景には、誘拐...

深田正雄 「軍艦メカ開発物語」 の読書感想。

深田正雄 「軍艦メカ開発物語」 光人社NF文庫著者は東北大学卒業後、海軍の技術士官に任官し、造船中佐まで登った人。戦後は松下電器産業の部長までなり、軍でも民でも活躍。本書は昭和63年に単行本、平成8年文庫化されたロングセラー。姉妹書として「造艦テクノロジー開発物語」がある。軍艦ではあるが、「メカ開発」とあるように、著者は電気屋さん。軍艦そのものの鉄鋼や艦体ではなく、電気系統システムに携わった。無線基地...

出河雅彦 「ルポ医療事故」 の読書感想。

出河雅彦 「ルポ医療事故」 朝日新書小説を読めば読むほど、ルポルタージュやドキュメンタリーが面白くなる。こうだったらどうだろう、こんなことってあるのかな、と想像の産物を読む小説は面白いが、やっぱり事実は小説より奇。医療事故と四文字熟語になっているが、実際は事故と隠蔽の二種類だ。偶然と不運が重なって、ありえない事故に至った場合もあれば、不注意や怠慢の積み重なりで、酷い事故になる場合もある。ちょっとし...

田澤耕 「物語カタルーニャの歴史」 の読書感想。

田澤耕 「物語カタルーニャの歴史」 中公新書栄枯盛衰とはよく言ったもので、あれほど栄えた王国が、国ごとなくなってしまったケースが多い。ローマ帝国が凄いぞ、といっても永遠に続くものでなく、スペインだポルトガルだと言っていたら、フランスやイギリスが台頭し、ドイツやロシアも、遅ればせながら暴れ出す。今じゃ大陸ごと変わって、アメリカと中国か。奢れる者は久しからず、追いつけ追い越せ、興亡は繰り返す。そんな毀...
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