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平岩弓枝  『御宿かわせみ7』  の読書感想。

平岩弓枝
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平岩弓枝  『御宿かわせみ7』

平岩弓枝  『御宿かわせみ7』  文春文庫

副題「酸漿は殺しの口笛」と申しますが、酸漿とは「ほおずき」と
読みます。
ほおずきは、あの紅い提灯みたいな植物ですね。
これを口の中に入れて、皮袋に空気を入れて潰すと「きゅう」と鳴る、
そうです。
いろんな小説にこの話がノスタルジックに出てくるのですが、
私はこんな経験が無い。
寂しいことです。
  
本書は「春色大川端」「酸漿は殺しの口笛」「玉菊燈籠の女」
「能役者、清太夫」「冬の月」「雪の朝」の全6編。
  
今まで散々貶してきた本書シリーズであるが、あれえと云った嬉しい感想。

巻数を追うごとにしみじみとした感が強まってはいるが、なかなかいい
具合になってきたのである。
これくらいのレベルから始まっていれば、このシリーズももっと評価できるのに。
そして次の第8集も読もう、という読後感がある。
 
主役二人のいちゃいちゃ振りがいつまで続くのやら、
というのが唯一の不満ではあるが、
ミステリ度も少し良くなっているし、
なんといってもお江戸情緒の描写が自然で白々しくない。

シリーズ当初にあったわざとらしいばかりの小道具が減って、
それでいて気負い無く玉菊燈籠などの風物を取り入れていたりして、
なかなか良かった。


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