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小林信彦  『裏表忠臣蔵』  の読書感想。

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小林信彦  『裏表忠臣蔵』

小林信彦  『裏表忠臣蔵』  新潮文庫


この本が書かれたのは、今から十七年前とあるから、平成元年か。
(※2005年12月に書いたモノです)
今となってはよくある「表からも裏からも考察してみた忠臣蔵」なんだが、
当時としては結構頑張った作品みたい。

今ではもうすっかり通説にさへなりかかっている、浅野内匠頭の精神病説。
内匠頭が吉良上野介へ斬りつけたのは、積もりに積もった怨念ではなく、
慢性の頭痛偏頭痛へ加えて歌舞音曲の類が発作発病の一因になったのではないか、
という説。

たしかに著者小林氏はよく調べておられ、ひとつひとつ丹念に、
でも総ページ205ページと簡潔にまとめ上げた読み易い「真相忠臣蔵」に
仕上がっている。
ただし、忠臣蔵の或る意味もっとも大切な人情話は大幅にカット。
そういった類が読みたい人には向いて無い。

久々に忠臣蔵ものを読もうか、そういえば大枠の粗筋はどんなんだっけ?
と思いついた方には最適な一冊目。
これを取っ掛かりに第2第3の忠臣蔵を読まれると面白くなる。

最終章に「ことの次第」という、義士たちの結末から、現代の吉良の町の
顛末が書かれているのは面白い。
意外とこういうのはありそうで少ない。
でも、あったらほんとに興味深いことばかりで、著者のサービス精神旺盛さと、
着眼点の良さが顕れている。


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