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光原百合  『十八の夏』  の読書感想。

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光原百合  『十八の夏』

光原百合  『十八の夏』  双葉文庫


多くの本を発行後数年経ってから読んでいるのですが、
本書も今ごろ読んでしまったことを後悔するくらい、イイ本。

表題作「十八の夏」ほか、「ささやかな奇跡」「兄貴の純情」
「イノセント・デイズ」と中編4作収録。
こうやって感想を書こうとして、そのどれもが甲乙つけがたく、良かった
良かったとしか表現できない自分が悲しくなってくる。

「十八の夏」は浪人生になった少年が、春の堤で美しい女性と出会う。
あらあら、随分センチメンタルな話じゃ、と読んでいたが、違うんですねぇ。
この作品は第55回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞しただけあって、
後半のどんでん返しは堪らない展開。

本屋勤務の子連れ狼が主人公は「ささやかな奇跡」。
愛妻を亡くして幾年月。
そんな彼にも、ようやく春風が吹くのですが...。
大阪のやわらかい言葉とあいまって、美しい話です。
女性ならではの名品。

「兄貴の純情」はガラッと趣きが違う。
ここらへんが、著者の広がりを感じさせる。
猪突猛進型の役者を目指す兄貴と、判断力はあるが決断力に欠ける僕。
この兄弟が見た先生一家との、出会いと別れを描きます。

そして最後を飾るのが「イノセント・デイズ」。
悲しい話なんですよ。
そしてじんわりくる話なんですよ。
推理ペーストも効いていて、最後はどうなるのかハラハラ。

光原百合さんの「時計を忘れて森へ行こう」も評価が高いから、
文庫になったらきっと読むぞぉ!


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