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山田風太郎  『幻妖桐の葉おとし』  の読書感想。

山田風太郎  『幻妖桐の葉おとし』  ハルキ文庫

山田風太郎  『幻妖桐の葉おとし』  ハルキ文庫


百ページ近くの表題作を始め、「数珠かけ伝法」「行燈浮世之介」
「変化城」「乞食八万騎」「首」といった、全6編からなる中短編集。

表題作「幻妖桐の葉おとし」は豊臣家の生き残りをかけた動きと、
秀吉の未亡人北政所の最期のどんでん返しが読みどころ。
でも、さもありなん、といった落ち。
この中編は他の短編集にも収録されており、風太郎みたいに作品が大小
さまざまにあるとどうしてもかぶって収録されてしまうようだ。
ただし他の5編は珍しいそうだ。

面白かったのは「乞食八万騎」「首」。
前者は今なら差別作品だとなってしまうような作品だが、江戸時代の
その世界の一端が垣間見れて興味深い。

後者は井伊直弼の「首」の話。
直弼が桜田門で首を取られた話は有名で、じきに首は戻って胴体と
くっつけられた話は更に有名だが、本編ではその間、
首がどこをどう彷徨っていたかを語るお話。

風太郎節全開で、よくまぁそんな空想が思いつくなぁという連続。
最期はどうにか井伊家に首が帰って、チャンチャン。
だけどあの時、井伊家彦根藩が激昂して水戸徳川家に殴りこんでいたら、
歴史はもう少しドラマティックだったでしょうなぁ。


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