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筑波昭  『津山三十人殺し』  の読書感想。

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筑波昭  『津山三十人殺し』  新潮OH!文庫

筑波昭  『津山三十人殺し』  新潮OH!文庫


こういった犯罪ノンフィクションが、好きです。
なんだかこういった本を読んでると、自分も異常になってゆくようで
(異常かもしれないが)、セーブしながら読んでいます。

前々から本書の存在は知ってたんですけど、一冊丸々使って一つの事件を
書き尽すってのは、ちと読み疲れそうなので敬遠してた。
確かに微にいり細にいり、徹底的に事件を論じている。
あんまり細かいとこらは流し読みして、事件の本筋は存分に読み尽くせばいい。

「津山三十人殺し」事件を知らない方がいるのかな、と思うんですが、
事件の概略を少々。
昭和13年、岡山のある村で起こった現実の話で、横溝正史「八つ墓村」
のモデルにもなっています。
体が弱かったり家庭の事情で思うように進路が開けない青年が、
甘やかされて育った環境と、村の風俗も関与してか次第に
性への目覚めが異常になってゆく。

そこへ被害意識と思うにならない現実にワガママな性格が手伝って、
村人皆殺しを決行する。

嫌いな奴をみんな殺してやりたいと思っても、現実にそれを一晩で
決行した事件は世界広しと言えどもこれだけでしょう。
まぁ歴史的な「合戦」などは嫌いな敵を皆殺ししようってんですから、
あるといえばあるんですが、たった一人が三十人を殺戮するのは異常です。


本書は事件の詳細な内容から始まって、犯人の生い立ちが綿々と語られます。
何度も何度も彼の人生は方向転換できるチャンスがあるんですが、
人生とは不思議なもの、宿命に向かうかのように悪い方へ進みます。
悪い友達がその転機に現れるんですよね。
あいつはメフィストかも知れんな。



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