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小松左京  『一宇宙人のみた太平洋戦争』  の読書感想。

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小松左京  『一宇宙人のみた太平洋戦争』  集英社文庫

小松左京  『一宇宙人のみた太平洋戦争』  集英社文庫


16編のショート・ショートと2つの短編、それに2編からなる表題作
「一宇宙人のみた太平洋戦争」と、全199ページに盛りだくさんな内容。
  
中学生の頃はあんなに堪能できたショート・ショートだけど、
小松左京のショートー・ショートがまずいのか、自分にとっての
ショート・ショートが陳腐になったのか、今一だった。
表題作「一宇宙人のみた太平洋戦争」も題名から想像できるように、
高見の見物のような日本史鳥瞰図といった塩梅で、もう一工夫が欲しい。

いま、小松左京は日経新聞の「私の履歴書」で自伝連載中(06年7月現在)だが、
今の文章の方が円熟味と自由闊達でよほど面白い。
この「私の履歴書」はモノ書きによる自伝とそうじゃない素人の自伝では
雲泥の差が出てキツイのだが、やはりモノ書きの面白さは大きい。
たまに面白いものを書く人もいるが、そういった人は文も面白いが
歩んできた人生そのものがハチャメチャなためだろう。

話は戻って本書にある短編「正午いっせいに」は、時代を感じながらも異色な作品。
今となっては夢みたいな話だが、ある活動家組織が正午一斉に革命行動を
起こそうという展開なのだが、いつまで経っても何年立っても正午数分前なのだ。
そのじりじりとした展開と心境、活動決起に至らない歯がゆさなどを描く。
こんな話も昔、といっても数十年前にはありえたんでしょうね。


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