バイトの労働条件

「のだめカンタービレ」 第14~16巻 の読書感想。

2006年に書いた古い感想です。

「のだめカンタービレ」第14巻

「のだめカンタービレ」第14巻     (2006年1月)


二ノ宮知子「のだめカンタービレ」第14巻を書店で見つけて、即行購入。
  
ギャグ配分は大きく減り、新人指揮者・ピアニストを目指す卵たちの
正念場を描いている。
人気が過熱している反面、物語は真剣にならざるを得ない展開のため、
どうも難しいもんだなぁという感想になってしまう。

二人がパリへ旅立ったところで一旦話を締めて、パリ編は
続編としてまったく別に造るべきだったと思う。
学生編の「のだめ」を望む人には真面目すぎるし、
真剣な音楽世界を読みたい人にはパリ編はちょっと夢物語だと思う。
漫画なんだから、夢物語でいいんだけどね。。。


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「のだめカンタービレ」第15巻

「のだめカンタービレ」第15巻     (2006年6月)


「のだめカンタービレ15」もう読みましたか?
限定版と称してキャラクターのマングースぬいぐるみ付きで
1,980円があるそうです。
私はそんなものまでは要りませんが、巷では売れている様子。

肝心の内容の方は、のだめが初リサイタルを成功させ、
千秋が手勢オケのメンバーを大幅入れ替え。
旧老オケの改革に、団員の大幅入替えはよくある手。
かのデュトワがモントリール響を大改革した時も、大掛かりな
メンバーチェンジをやったそうだ。

もうこれによって目を見張るほどオケがレベルアップされ、千秋の名声は
高まり...という展開が容易に予想できてしまう。
ここらでひとつ、絶対不可能なほどの困難を彼等に与えて欲しいもの。
変態マエストロに男色を要求されたり、のだめを愛する純真な若者が現れるとか。
二人の音楽人生はチト甘すぎるのではないだろうか。


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「のだめカンタービレ」第16巻

「のだめカンタービレ」第16巻     (2006年10月)


いよいよドラマ放送も間近。
商魂逞しく、放送直前に新刊発行です。
「よっぱらい研究所」の頃の二ノ宮知子を思うと、
一体どれほどの億万長者になったのかと、大成功振りにタメ息が出ます。
酒にあくれていたあの頃、酒か原稿かと、アシスタントと酒浸りだった
二ノ宮知子が、これほどまでにブレイクするとは人生わかりません。
て言うか、漫画家とは無限の可能性が秘められてるんですね。

「のだめ」パリ編もいよいよ定演本番。
千秋率いるマルレ・オケのメンバー大入れ替えも済むが、
旧団員と新団員の温度差。
理想を求めるばかりに、楽団員の実生活と時間が圧迫されてゆくさまなど、
なかなかシビアな現実も活写されています。
すっかりギャグ漫画では無くなっていますが、クラシック界や現実の二流オケの
現実がよく顕わされて、しかもこれが大人気漫画になっているわけですから、
貢献度は無限大です。

パリ編が始まってしばらく、私はパリ留学直前で終幕していたほうが
良かったと思ってました。
しかし、後追いで漫画がブレイクしたこともあって、パリ編が続行。
大学院(音楽院)話はともかく、コンクール出演や千秋のプロオケ常任指揮者就任など、
ギャグでは済まされないような路線となって行って、しばらくは真面目路線。
「のだめ」の良さが余り出て無いなぁと感じてました。

今もその感じは残ってますが、クラシック界の実情がこれほど多くの人に
伝えられている媒介もないでしょう。
そう云う意味では、この作品はとても大きな意義を持ってきていると思います。

逆に「のだめ」ドラマ化は不安な材料です。
ドラマがコケル可能性は高く、ドラマ内容も国内編のみだと想像できます。

大いなる学園ラブコメに陥りそうだし、ドラマがコケルと共に
漫画の人気も陰りが出そうで...。
しぶとくジリジリとこの漫画が続いて欲しいだけに、ピークが来ないで欲しいのです。
みなさん、いかが思われますか?


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ドラマ、コケなくて良かった・・・( ̄∇ ̄;)
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のだめカンタービレ二ノ宮知子

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