バイトの労働条件

隆慶一郎  『時代小説の愉しみ』  の読書感想。

隆慶一郎  『時代小説の愉しみ』  講談社文庫

隆慶一郎  『時代小説の愉しみ』  講談社文庫


歴史小説家にはエッセイが多い。
膨大な知識と歴史観に裏打ちされ、話術の巧みもあいまって、
多くのエッセイは面白い。
独自の観点から新しい歴史小説を描き続けた隆慶一郎も、大いに期待して
手に取った。

しかし、どうも合わない。
彼は永らく映画TV時代モノの脚本家として名を馳せた人だが、
その業界人として蓄積された彼の生き方に、私は馴染めないんだろうと思う。
はっきり言って、芸能界絡みは嫌いだからか。

約二百ページのうち、半分は「叡山焼亡」「織田信長」「武田信玄」
「北条氏康」といった歴史漫談。
あと半分は、ほんとにエッセイ。

たとえば、「たけし事件」。
ああ、懐かしい、こんなこともあったよね。

「妻への詫び状」。
向田邦子が流行った頃か?

「教える罪」(一)(二)(三)。
シナリオ教室の講師をやっていた頃の苦労話。
小説が好きな人って、多くは自分も作文してみたいって願望がある。
そんな人達を教え、運良くTVのシナリオに採用されたはいいが...。
ほとんどはそこからが、苦痛の連続になるようである。


++ 本・読書blog Rank ++←1ポチ、よろしくお願い致します。(o_ _)o
関連記事
スポンサーサイト
隆慶一郎時代小説講談社文庫

Comments 0

Leave a reply