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神坂次郎  『今昔おかね物語』  の読書感想。

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神坂次郎  『今昔おかね物語』  新潮文庫

神坂次郎  『今昔おかね物語』  新潮文庫


歴史を通じた「おかね」にまつわる話を集めた雑学本。
この著者は和歌山県出身で、和歌山の話が若干多い。
和歌山でどんな話があるの?って思うでしょ。
意外とあります。

まず、南方熊楠。明治の博覧強記、博物学の巨人ですね。
他には高野山。
高野山って奈良県のイメージがあったんですけど、和歌山県。
お坊さんの不思議な世界もカネの話が出てきます。

面白くて不思議に感じたのが「ロンドン橋」の夢ばなし。
ノーフォーク州スウォファムの貧乏人が夢を見る。
ロンドン橋へ行けば、いい事がある、と。
ところが行ってみても、何も起こらない。
へんだなと日を過ごしていると、ある店頭で佇んでいるとそこの店主がこう言う。

 「スウォファムという大田舎の貧乏人の裏庭の樫の木の根元にドエライ
 宝物が埋まってる、なんて莫迦げた夢を見たよ」

スウォファムという大田舎の貧乏人とは、まさしく自分の事では無いか。
自分の家の裏庭には、そういえば樫の木がある。
大慌てで帰郷し、木の根元を掘って見ると、確かに宝物がザックザク...。
  
へぇ~、と思ったところに畳み掛けます。
これとほぼ同じ話が、「飛騨の味噌買橋」としてあるそうです。
イギリスと日本で、ほとんど同じ話が民話として伝わっている。
イギリスから流れ流れて、日本で移植されたのかもしれないけど、
別個に偶然同じ事件が起こったと考える方が、夢があります。
ときどき神様も、粋な事をやっているようです。

私は近々、道頓堀橋に行くんだけど、何かいい話に巡り合えないかな。


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