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ペック  「続・豚の死なない日」  の読書感想。

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ペック  「続・豚の死なない日」  白水ブックス

ペック  「続・豚の死なない日」  白水ブックス


名作の続編は駄作が多いと思うが、本書はあの名作はこの傑作の為の
前座だったのか、と思わせられる見事な出来映え。

そもそも外国文学は翻訳の稚拙さもあって苦手な私ですが、
これはムシャムシャ読んだ。
この健気で不幸の連続な少年がどうなってしまうのか。
いつでも弱者は試練ばっかりで、神も仏も無いに決まってる。
挙句の果てには、神に愛されすぎたから早く召された、なんていう奴は
大法螺吹きだ。

続編では、父である農夫が亡くなり、14歳の少年が、農場を耕し、
牛や羊の世話をし、隣家の手伝いで小銭を稼ぎ、銀行に借金を細々返済する。

ほんの合い間に学校へ行き、束の間のガールフレンドとの淡い語らいや、
詩を創ったりして貧困を豊かにやり過ごす。

隣人やバイト先の親切な人たちには恵まれるが、老牛は倒れ
乳牛の乳は出なくなり、雨は降らず畑はやせ細る。
農地を担保に銀行から借金をしており、これがいよいよドン詰まりへと
突き進む。

ここまで良い児がいるのか?と思うのが本書の欠点で、
もう少し狡賢かったり僻み根性が垣間見えてもいいところだが、
こういう純朴な少年もいるのかもしれない。

最期には不幸の中にも、僅かな可能性ある道筋で終わっており、
多くの読者はこの少年ならば、きっと成功してゆくだろうと想像する。
でも、そうとばかりは行かないのが人生。
更なる続編があったら、きっと読むんだけどな。
  
  
【前作】 ロバート・ニュートン・ペック「豚の死なない日」の感想
http://www16.tok2.com/home/randokudt/doku4/doku73.html



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