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奥田英朗  「最悪」  の読書感想。

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奥田英朗  「最悪」  講談社文庫

奥田英朗  「最悪」  講談社文庫


7月20日より青春18切符が発売されまして、
早速東海道を往復16時間ほど楽しんでまいりました。
片道約8時間の旅、各駅列車のお供に本は必需品です。
また、こんな時でもないと重たい本は読まんよな、と考え、
656ページの本書を選択(「白夜行」と迷いました)。

これだけの大長編なわけですが、意外や意外、
正味5時間くらいで読破してしまった。
文章も読み易いですが、なんといってもそのエンターテイメント性。

3人の一見無関係な男女のストーリーが交互に語られる形式で、
ギリギリまで3人の行動はダブらない。
それだけに働く職種や年齢、性別も異なりつつ、
3人を取り巻く世界やトラブルが面白い。
それぞれを個別にしただけでも3つの小説が出来上がるほどの出来映え。

しかもラストにはこの3人とその関係者が偶然にも終結し、
大事件を起こしてしまう。
事件後の彼らの心理描写や行動も丁寧な描き方だし、
結着後のそれぞれのエピローグもしっかりしていて、不満がない。

六百ページ以上も物語を共にすると、各々の将来が気になる。
たまに「あとは読者様それぞれのご想像にお任せします」なんて
終わり方があって、無性にイライラしてしまうが、さすが奥田英朗は
そんな逃げはしない。

656ページですが、5時間ちょい飛行機や電車に乗る予定がある方は、
是非旅のお供にどうでしょう。
各駅電車がちっとも苦痛にならずに済みました。


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