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薬丸岳  「天使のナイフ」  の読書感想。

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薬丸岳  「天使のナイフ」  講談社文庫

薬丸岳  「天使のナイフ」  講談社文庫


第51回江戸川乱歩賞受賞作。
少年犯罪、少年法、復讐、被害者と加害者。
非常に重い題材を満載に積んでいますが、実に良く出来た作品。
多くの場で語り尽くされていますが、私も一気読みしてしまいました。

両親を交通事故で失った男性主人公は、保険金を活かして
埼玉大宮でコーヒーショップのオーナー店長をしている。
幼い娘を保育園に送り、コーヒーショップで忙しく働く。
だが彼の家庭には、妻はいない。

数年前、13歳の少年三人組に、のどを掻っ切られ殺されたのだ。
主人公は今もその悲しみと怒り、恨みを忘れる事は出来ない。
でも、残された愛する娘のために、娘への愛情を
惜しみ無く注ぐために生きている。

そんなある日、妻が殺害された頃担当だった刑事がやって来る・・・。

出だしは助走がゆっくりしていて、少年犯罪と少年法の
ジレンマ中心で押し通すのかと焦らされます。
しかし刑事がやって来て、新たな事件が起こった事を
告げる頃から物語は転がり出す。

第二、第三と事件が続くが、妻や周りの人たちの過去が語られ出し、
物語は一気に多面性を帯びます。
中盤はどう転ぶのか全く読めず、しかも同時並行に事件も起こり、
主人公がちょこまか行動し続けるのにハラハラしっぱなし。

ラストと付け足しみたいな弁護士の余談、最後の最期まで話に
オチがあって、本当に感心。
430ページとボリュウムたっぷりですが、
ミステリ読書の醍醐味が堪能できます。
新人とは全く思えません。


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