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安西篤子 「不義にあらず」 の読書感想。

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安西篤子  「不義にあらず」


安西篤子  「不義にあらず」  講談社文庫

武家妻女もの全9編。
辛く悲しい中にも一筋の光が見える山本周五郎や、
厳しさの中にも優しさが滲む藤沢周平といった、
武家ものは最後の最後では光が覗く。
  
しかし、この安西さんには、「救い」が全く無い。
これは意図的に、根深い思惑がって敢えて「無明」の
世界を突き付けている。
  
「黄水仙」「夏茱萸」「紫苑」「山茶花」など、
全編植物の名前でタイトルが統一されているが、
植物がもつ不思議な魔力が見事に悲しすぎる話を言い表している。

私は高校生の頃、毎日せっせと日記をつけていたのだが、
同じように題名を植物関連で統一していた。
これは、その頃から安西文学に惹かれて真似ていたのだが、
本書での凄絶さは留まる所も知らない。
  
あらゆる局面で、武家における女性がいかに
虐げられ痛めつけられ踏みつけられたか。
女性にとっては因循姑息な武家社会を、
男性諸君は知っておくべきだろう。


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