バイトの労働条件

今井哲也  「ハックス!」  の読書感想。

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今井哲也  「ハックス!」   講談社アフタヌーン


今迄も普通に読んではきたが、特に去年から猛烈に漫画を読み漁っている。
小説も漫画も今や作品としての水準は同等で、小説だって面白いし、
漫画だって面白い上に非常にクオリティの高いものがワンサカある。

漫画というだけでワンランク下に見る人は少なくなってきたが、
小説と漫画を区別する人はやっぱり多い。
このメルマガは小説読書中心に感想を書いてきたが、
これはと思う漫画は今までも採り上げてきた。
今後は更に採り上げる機会が増えそうなので、
区別して考えている人は、悪しからず。

小説読書は順調に進んで十冊ほど書かなきゃいけないネタは
溜まっているんですが、こういった大興奮してしまう漫画を
読んでしまうと、この思いを即座に書きたくなってしまう。

最近久々に、漫画月刊誌「アフタヌーン」を買ったのだが、
なんとあの超分厚い月刊誌(最新10年2月号は35作品)の
8割方が面白かった。

週間ジャンプだと2点(バクマン、あねどきっ)しか興味を持てないが、
世間では無名に近いアフタヌーンがこれほど同機してしまうとは、
流石に自分も若くないのかもしれない。
しかし、それだけアフタヌーンは大人の読み物に応えうる作品ばかり、
だとも言える。

さてさて、アフタヌーン10年2月号は、木尾士目の名作「げんしけん」の
後日譚が掲載されているってんで、一も二もなく買ったんだが、
他の諸作品も面白いの何の、とは先述したとおり。

もともとアフタヌーンでは、「ヒストリエ」「ヴィンランド・サガ」
「爆音列島」「臨死!!江古田ちゃん」「カラスヤサトシ」等々を
単行本で愛読している。
「おおきく振りかぶって」「ああっ女神さまっ」は嫌いである。

ですから月刊誌を買っても十分元が取れるお買い得本なのだが、
単行本でまとめ読みを楽しんでいるので月刊誌は買っていなかった。
しかし、たまには月刊誌も買って、他の作品に良いのがないか
チェックすることも必要と思ったわけだ。
そうして出会ったのが、「ハックス!」

現在単行本第3巻まで出ており、いよいよ第二のヒロインの話が
本格化しそうな展開が今月号だったのだが、今までの流れが全く
分らないのに圧倒的に面白い。

ストーリー物の途中一遍を読んだだけで、
ここまで魅せられたのは久し振り。
ここは作者に敬意を表して、既刊3巻を大人買い(もちろん新品)。
直感たがうことなく、全く面白かった。
ジャンプ掲載の「バクマン」がアニメ化される状況なのに、
この「ハックス!」がそこまで話題となっていないのは嘆かわし過ぎる、
と思い今回紹介したい。

主人公は高一のちょっと周りと浮いている女子高生。
子供みたいなままの女の子、という少し痛い感じ。
自己表現が変で、感動をどう伝えたらよいか分らなかった女の子が、
新歓クラブ紹介で上映されたアニメ(アニ研がむかし自主製作したもの)
を観て大感動する、ところから話は動き出す。

やる気のない部長と、邪魔ばかりしているむかつく先輩しかいない
アニ研だが、理想的な一年男子と主人公が入部。
部内の機材を一つづつ紐解きながら、初歩的なアニメが手探りで
作り出される(パラパラ漫画みたいなもの)。

一方、画才溢れる内気な女の子がおり、内気すぎて
アニ研に入りたいのに門戸を叩けない。
ヒロインとも同じ女の子グループにいるのに入部したいと言い出せない。
そんなアニメ好き特有の少年少女の心理過程が実にリアルで、
まわりの生徒会や映研の脇役たちもいかにもいそうなキャラ作りが
上手く、ほんとしっかりした表現が出来ている。

高校生の部活で、かなり本格的なアニメを作る。
これは今までのヲタク集団のまったりした話ではなく、
それでいて痛い人も上手く絡めて話を進めている。
かつて「げんしけん」がリアルすぎて大好きだったが、
こういった興奮する製作ストーリーもワクワクして非常に好み。

まだまだ序盤から第二展開に移りつつあるといったところなので、
みなさんにも是非、ご一読願いたい。



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