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佐藤和正  「軍艦物語」  の読書感想。

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佐藤和正  「軍艦物語」  光人社NF文庫


佐藤和正  「軍艦物語」   光人社NF文庫


副題:太平洋戦争を彩った12隻の軍艦

  空母「赤城」
  駆逐艦「時雨」
  潜水艦「伊一九」
  戦艦「長門」
  潜水艦「伊四一」
  改造空母「隼鷹」
  駆逐艦「早霜」
  駆逐艦「秋月」
  潜水艦「伊四○一」
  重巡「羽黒」
  駆逐艦「神風」
  戦艦「大和」

最近世情では歴女ブームだとか抜かして、
女性の間でも歴史が大ブームだとか。

私は小学生四年生の時、吉川英治の「三国志」で歴史に開眼して以来、
司馬遼太郎、海音寺潮五郎、南條範夫などで戦国期や幕末期を
たっぷり満喫し、藤沢周平や池波正太郎で江戸期ものを愛読してきた。
大人になってから山田風太郎によって明治期の開化モノに開眼し、
古代史よりも明治大正期への関心が高くなった。

そして昨今。
私のマイブームは昭和期である。
今回のように第二次世界大戦モノも関心は大であるが、
それ以前の大正期から戦前にかけての激動著しい世界も
面白くて面白くて堪らぬ。

とうぜん興味関心による書物購入と、読書スピードは差が
開くばかりで、読んでも読んでも買う本の方が遥かに多いので、
読書待ち本は千冊を超えた。

自分としては本気で順繰りに読むつもりで並べているし、
自分が読みたくて面白そうで堪らず買った本たちなので
書棚を眺めるといつもうっとりしてしまう。

ちなみに、読んだ本はどんどん処分している。
だから書斎とか図書室などには興味が無く、
本そのものは大切にするのだが、自分の独占物にして
死蔵する気は無い。

面白い本ほど、多くの人に読んで貰いたい思いがある。

さて、今回の「軍艦物語」。
そもそも光人社NF文庫は特異な背表紙カラーも相俟って、
ミニタリーヲタク臭を感じていたのだが、あいにはからんや、
読む本、読む本、どれも面白い。

ミニタリーものが面白いのか、私がミニタリーヲタク素質があるのか、
それとも戦記ものそのものがそもそも面白いのか。

本書では12隻の軍艦が簡潔な文体で、それでいて
ここぞというエピソードは熱く語られていく。

最後は「大和」の涙なしでは読めない章で締められているが、
それ以外の11隻もどうしてどうして、それぞれの艦には
それぞれの歴史が詰まっているのだと改めて切なくなる。

どんな人にも青春があり、恋愛や友情があり、そして死があるように、
軍艦ゆえ寿命を全うできない哀しさを含んだストーリーに
込み上がるものがある。

約四百ページというボリュームながら、12隻からなる短編集でも
あるのでどの章もアッという間に読み進めてしまう。
なおかつ太平洋戦争の流れにも沿った章立てであり、
海戦を追っていく構成にもなっており、後半に行けば行くほど悲劇性が強い。


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