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稲垣史生  「考証風流大名列伝」  の読書感想。

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稲垣史生  「考証風流大名列伝」  新潮文庫


稲垣史生  「考証風流大名列伝」  新潮文庫


茶道誌「淡交」に連載された徳川期の風流大名を描いた短編集。
道理で、茶の湯を無理矢理こじつける箇所が気になった。

 徳川光圀(水戸徳川家)
 徳川宗春(尾張徳川家)
 伊達綱宗(仙台藩)
 井伊直弼(彦根藩)
 織田秀親(和州柳本藩)
 前田吉徳(加賀藩)
 小堀遠州(江州小室藩)
 安藤信正(磐城平藩)
 柳生宗矩(和州柳生藩)
 松平不昧(雲州松江藩)
 浅野長矩(赤穂藩)
 島津重豪・斉興・斉彬(薩摩藩)
 有馬頼貴・鍋島勝茂

風流大名と云われるだけあって、どの名前も知っている人ばかり。
さすがに黄門様や徳川宗春あたりは知ってるし、
伊達綱宗の高尾太夫は有名すぎる話。

安政の大獄・桜田門外の変の井伊直弼や、
将軍家剣術指南役の柳生宗矩、忠臣蔵の浅野長矩、
幕末薩州で必ず出てくる島津三代。

このあたりは大体知っていたが、井伊直弼と
村山たか女(兄でもあり先君でもある井伊直亮の側室)の
禁断の恋はほとんど知らなかった。

本書の面白いところは超有名大名以外も丁寧に
描かれていること。織田秀親、前田吉徳、小堀遠州、
松平不昧(この人は少し有名)あたりを
スラスラ話せる人は少ないのではないだろうか。

小堀遠州などは作庭家として覚えていたが、
茶道誌に連載されていただけあって、
茶道家遠州として描かれているのが面白い。

忠臣蔵が好きな私としては、浅野内匠頭を赤穂藩の
起こりから書いているのも新感覚だった。

稲垣史生はむかし一~二冊読んだ記憶があるが、
今回読んでみて改めてその面白さを感じた。
早速ネットで他の著作を探ってみたが、
あまり入手可能な文庫本が少ないようだ。

もっと多くの単行本を文庫化したり文庫復刊して欲しいし、
題名や表紙次第では十分売れる内容が多いように思う。

また、ふつう巻末の解説は著者への賛辞で締められているが、
本書は歯切れの悪い解説であり、解説者の譲れない一本筋
みたいなものを感じて、面白く思った。
こういった解説は珍しいし、よく載せたもんだ。



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