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三野正洋  「ドイツ軍の小失敗の研究」  の読書感想。

三野正洋
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三野正洋  「ドイツ軍の小失敗の研究」  光人社NF文庫


三野正洋  「ドイツ軍の小失敗の研究」  光人社NF文庫


三野正洋の「小失敗」シリーズ、ドイツ軍編。

第1章 総合的な小失敗
第2章 戦闘車両と火砲をめぐるいくつかの問題点
第3章 ドイツ空軍(ルフトバッフェ)の小失敗
第4章 ドイツ海軍の失敗
第5章 ドイツ軍の優れていた部分

こういったヲタクな本には、マニアからの瑣末に拘った批判が
どうしても付いて回るのだろうが、一般的な知識しか
持ち合わせていない私にとっては、知らない知識ばかりで
全編興味深く読めた。

第1章では、第一次世界大戦やスペイン内乱での教訓を
ナゼ学ばなかったのか?とか、
国会元帥ゲーリングがいかに最悪であったか、暗号解読問題、
陸海空の国防三軍のほかに親衛隊(武装親衛隊、親衛隊)を
創ったことによる国防軍の弱体化、燃料補給、
ロシア占領地政策の失敗、英仏間の離反政策の失敗など、
もう第1章だけでも一冊分堪能できる。

ボリュウム満点な第1章な訳だが、これだけの情報が
百ページ程度に収まっているから、文章が簡潔で明快。
著者の見解はブレておらず、情報の羅列にも堕ちていない。

第2章は陸軍、戦車とか砲撃について。
技術者たちの自己満足に陥っていく車両や種類の細分化によって、
連合軍、特にアメリカの単純大量生産システムにどんどん引き離されてゆく。
ひとつひとつの性能は優れているのに、大量の雑魚キャラに包囲されて
ヒーローロボットが個別撃破されていくような流れ。

第3章は空軍。
主に、英国本土の制空権を失ってしまう過程や原因を検証。
こうやって、のちのちに冷静に分析していくと勝利はどちらに転がっても
おかしくなかったのが第二次世界大戦。
本当に戦争ってこわい。

第4章で注目なのは、ドイツ海軍の「失敗」と書かれていること。
「小失敗」ではなく、「失敗」と書かれており、いかにお話に
ならなかったかが伝わる。たとえ英国を制圧できたとしても、
ドイツ海軍ではアメリカに太刀打ち出来なかったであろうから、
戦争はかなり長引いたとはしても、結末は米ソ二大勢力の底力で
終わっていたのだろう。

三野氏の「小失敗」シリーズは、
日本編の正と続、ドイツ編、連合軍編の
全4冊ある。


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