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檜山良昭  「大逆転!太平洋大海戦」全3巻  の読書感想。

檜山良昭
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檜山良昭  「大逆転!太平洋大海戦」全3巻  光文社 カッパ・ノベルス  檜山良昭  「大逆転!太平洋大海戦」全3巻  光文社 カッパ・ノベルス  檜山良昭  「大逆転!太平洋大海戦」全3巻  光文社 カッパ・ノベルス


檜山良昭  「大逆転!太平洋大海戦」全3巻  光文社 カッパ・ノベルス


実戦では、空母や航空機中心となってしまった太平洋戦争。
それを、艦隊同士の闘いであったとするには、どのような設定が必要か。

本書冒頭では、思わぬ事件から始まり、
歴史を大きく狂わすイフが用意される。

太平洋戦争の海戦が、航空戦や空母中心で進められたのは、
開戦劈頭、真珠湾攻撃であまりにも鮮やかに湾内停泊艦隊への
空襲奇襲が決まったからでした。

この空母航空隊(機動部隊)による艦隊奇襲計画を
強硬推進したのが、山本五十六長官。
だから山本長官が本書冒頭で暗殺に会い、
長官交代という政治抗争で幕が開ける。

山本長官の後任選びもリアルな駆け引きにかなりのページを割き、
細部にまでこだわる描写は檜山ならでは。

山本長官暗殺によって真珠湾奇襲攻撃は中止、
本来正攻法とされていた中部太平洋での
艦隊大決戦へと向かってゆく。

実際想定されていた艦隊決戦がなされていたら、
どのような大海戦が起こっていたが。
本書の白眉であり、見所でもある。

戦艦大和は戦史では、艦隊決戦に参加できなかったが、
本書一番のクライマックスでその雄姿が描かれる。
そこに至るまでのディティールが緻密なだけに、
そこまで上手く行くか微妙だが、本書の流れがあれば
それもまたイフに思えてくる。

全3巻であるが、あっというまに読めてしまえた。
大局を描き戦略的な視点から述べられたかと思うと、
局地的な一水平が体験する戦闘描写が連続する。

檜山作品の醍醐味はこの局地戦の連続描写なのだが、
それにしても多くの命が消えてゆく。
実際はこのような死闘が数限りなく同時に
起こっていたわけだから、戦争というものは本当に
多くの命が露と消えていく。



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