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山田真哉 「禁じられた数字」(上下) の読書感想。

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上巻「食い逃げされてもバイトは雇うな」  下巻「『食い逃げされてもバイトは雇うな』なんて大間違い」


山田真哉  「禁じられた数字」(上下)  光文社新書

  上巻「食い逃げされてもバイトは雇うな」
  下巻「『食い逃げされてもバイトは雇うな』なんて大間違い」


「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」がミリオンセラーになった、
会計士山田真哉の2007・2008年の作品。
前作のように人目を引く大仰な題名が微笑ましい。
最近の新書はこういった「!??」と思わせぶりな書名が多い。

昔より読みやすく、しかも結構面白い。
ライト化したとも言えるし、詰まらない大学教授の小難しい論文崩れより
余程役に立つ。

ウケのいい若年著者が多量生産されているとも言え、昔ならとても
作品化されなかったような、もしくは新書としては発行されなかった
ような本まで多数登場している。

本はあまりにも出版されすぎてるし、数打たないとヒットは
出にくいのかもしれない。また、小難しい本格派は明らかに敬遠されている。

著者自身も書いているように、本書の読書時間は各巻1時間弱。
下巻は1時間半は掛かったが、サラサラサラ~と読めてしまう。
その時そのときは、ふ~ん、と読んでいくが、これといったものも残らない。

上巻はそれが特に顕著で、下巻でそれを混ぜっかえしたり、別の角度から
考察したりするのには感心した。上巻を読み終わったとき、こりゃどうもね、
と思ったが、下巻まで読むとそこそこ勉強になった。
だから読むなら上下巻とも読むことをお薦めする。

会計や会計学について、身近な題材や事象から結構面白く論じてゆく。
数字が持つトリック性や思い込み、思わせ方など、実例を用いて楽しく
読ませる。

ただし、読んでしまえば「なるほどね。それくらいなら私だって気付くよ」
と思うこともしばしば。しかしそういった気付いていそうなことを、
こうやって本に書いて講釈してるのは彼が最初なんだし、気付いてない人は
世の中に多いんだろうから、こういった些少なことでもカネにしてしまう
筆力は大したもの。

著者は現代会計の「計画信仰」を嫌っており、計画性を死守せんがため
ビジネスが硬直していく過程を分かりやすく描いている。

途中、小説風にその風景が描かれるのだが、さすが
「女子大生会計士の事件簿」で小説もヒットさせただけあって文章が上手い。
著者はもともと阪大文学部史学科を卒業したガチガチの文系で、
文学の素養を持った会計士だからこそ、こういった面白く読ませる会計本が
書けるのだろう。

上下2冊なのに、2時間半で読めます。
会計をほとんど知らない人ほど、本書はフムフムと読めると思います。


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