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池波正太郎  「鬼平犯科帳」10  の読書感想。

池波正太郎
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池波正太郎  「鬼平犯科帳」10  文春文庫


池波正太郎  「鬼平犯科帳」10  文春文庫


「鬼平9」を読んだのが2007年4月ぶりだから、
3年半ぶりに鬼平に帰ってきたことになる。
私はムラっ気があるのか、突然嫌んなることがある。
鬼平は実に面白い小説なのだが、じっくり読み続けることに
厭いてしまった。

厭きながら読むのは勿体無さすぎる本書、ならば
いっそ読みたくなる日まで放っとこう。
そうこうしてたら、3年半も経ってたんですね。

虚心坦懐、突然読みたくなって、読み始めたのがこの第10巻。
どうして3年半も放っといたんだ?と思う面白さ。
短篇読切りからなる大シリーズものは、厭いたら放ってみる。
そのうち必ず読みたくなるから、そしたら読み出せばいい。
本当に面白かった。

盗賊改メの長官が長谷川平蔵、人呼んで鬼の平蔵。
その下に与力、同心と続く。
必殺仕事人の中村主水は町奉行所の同心であり、今の会社で言えば
課長補佐とか係長辺りと言ったところか。長官が部長とか局長で、
与力が課長ね。この第10巻では、そんな与力同心ではなく、
さらにその下の密偵(みってい、いぬ)をしている最底辺の刑事たち。

彼らは主に、もと盗賊や犯罪者。
鬼平に捕まえられ裁定されたとき、こいつは見所があるな、改心しているな、
と思われた者達が罪を許される代わりに、密偵となって下働きをするわけだ。

今までの盗賊仲間のアジトや容貌、人の繋がりや様々な掟を知っている。
それらをフルに生かして、スパイさながらの活躍をしてゆくわけだ。

お上の手下という事は世間に隠し、あくまで市井の元盗賊
というかたちで世に潜む。そうしていると昔の仲間に出会うこともあるし、
盗み仲間の誘いも受ける。それをうまくあやしながら、盗賊一味の全貌を掴み、
中核に迫ってゆく。

第10巻でここまで描いてしまったら、このあと何を描くんだろうと
思ってしまうほどよく描かれている。なにゆえ池波正太郎が
神格化されているか分かるには、鬼平が最適かと思う(これしか読んでないが・・・)。



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