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黒川博行  「二度のお別れ」  の読書感想。

黒川博行
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黒川博行  「二度のお別れ」  創元推理文庫


黒川博行  「二度のお別れ」  創元推理文庫


著者の処女作にして、1983年に始まった
サントリーミステリー大賞第1回の佳作品。

たしかに「大賞」に値するとまでは言えないが、
この時の「大賞」鷹羽十九哉著「虹へ、アヴァンチュール」や、
「読者賞」麗羅著「桜子は帰ってきたか」なんて、
今も読み継がれているとは思えない。

ある意味、興味を持ったので、古本屋で見つけたら
狂喜して買ってしまうだろうが。

本書が大賞になれなかったのは、ひとえに「華がない」。
大阪府警捜査一課の下っ端刑事クロちゃん&マメちゃんの
ぼやき漫才のような掛け合いでストーリーは進む。

初っ端は銀行強盗という派手な事件勃発、その後も身代金要求、
人質惨殺とむごたらしい事件の連続なのだが、大阪弁のぼやきで
語られてゆくので緊迫感は低い。

今から三十年近くも昔の小説となってしまったので、
重要な小道具に違和感は出てしまう。

今の若い人には、そんな都合よく公衆電話がいくつもあらへんやろ
と思うでしょうが、むかしは公衆電話や電話ボックスは
あちこちあったんですよね。結構田舎でさへ。

トリックとしては二段構成。
いったん迷宮入りと思わせといて、真相がラストには語られる。
完全犯罪に成功した犯人というのは、やっぱりその成功を
語りたいものなのだろうか。



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