バイトの労働条件

杉本章子  「名主の裔」  の読書感想。

杉本章子  「名主の裔」  文春文庫

杉本章子  「名主の裔」  文春文庫


「名主の裔」143ページ、「男の軌跡」72ページの2編。
初期の中篇集なんですが、どちらも大して面白くない。
「東京新大橋雨中図」「写楽まぼろし」が面白かったんで、
杉本章子の文庫は全て購入して、初期からじっくり行きますか♪
と始めてみたのだが、
最初期は予想以上につまらなかった・・・。

表題作「名主の裔」は、幕末江戸から明治東京に激変する世界が、
名主の目から描かれた異色作。

江戸の名主といっても二百六十余家もあって、草創(くさわけ)名主、
古町(こちょう)名主、平名主、門前名主と別れている。
このうち最も格式の高い草創名主二十四家の一家、
斎藤家九代目市左衛門が主人公。

そういって直ぐ判る人は、ほんとに歴史ヲタクなんでしょう。
もしくは、斎藤月岑(げっしん)と聞いて判る人はいますか?
私は判らなかった。

斎藤月岑は「江戸名所図会」を祖父の代から受け継いだ大作を
完成刊行した人で、「江戸名所図会」と言われれば聞いた事あるような・・・。
要は、大金持ちの名主様だけだった人ではなく、文化人でもあった人なのだ。

その歴史上人物の目から見た、江戸幕府の崩壊やご一新、
江戸から東京に変わったことによる町制変更による浮き沈みが描かれてゆく。

歴史モノは数々読んできたけれど、こういった視点、
主人公からの幕末維新モノは初めて。

そういった意味では、意欲作、異色作になるわけど、
文が硬く小説としてはあまり面白くなかった。

もう一編「男の軌跡」は、町儒者から戯作者となった寺門静軒の一代記。
こちら寺門静軒も知らない人だったが、「江戸繁盛記」を書いた人と
言えばお分かりだろうか?
私は、これも判らなかった・・・。



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