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荻原浩  「コールドゲーム」  の読書感想。

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荻原浩  「コールドゲーム」  新潮文庫

荻原浩  「コールドゲーム」  新潮文庫


ラノベ人気が蔓延して、随分経つ。
西尾維新の本を一冊買ってあるが、未だ読んでいない。

そんなラノベ未経験者なのに、きっとラノベって
こんな感じなんだろうな、
と思ってしまう。

流れや表現で映像が連想され、ドラマを観てる感じ。
それでいて、読んでいるとそこそこ面白い。
最近急速に彼の本が本屋で並んでいるのも、致し方ないのか。

主人公は高校野球も終わってしまい、
あとは受験に突き進むか、別の道を選ぶのか。

どうしたもんかなと思っている夏、事件は始まる。
いじめの無かった学校生活を送ったと言う日本人は
いるだろうか?私のクラスも、中学までは事の大小は
あったけど、いじめはあった。

高校に入って、いじめそのものがクラスで全く無かった事に、
逆に不思議な違和感があったくらいだ。

いじめた方は軽い気持ちでも、いじめられた方は堪らない。
特に、軽い気持ちでいじめられたなら、余計恨み千倍となる。

本書はこの、いじめられたヤツが復讐鬼となって、
かつての中学時代のクラスメイト(半分以上)が復讐されてゆく。
ありそうでありえない、でも、ありえなくもない。
そんな、いじめが教室にあった人なら誰しも不安になる設定だ。

事が深刻なだけに、演出次第ではいくらでもダークに
深く描ける題材だが、読者対象を学生にしているようで、
あまり深刻には向き合わない。

主人公はいじめに加わらず部活一筋だったという設定。
この辺がズルイ設定。

自分だけ関係ありませんでした、僕はイイ人でしたから、
という感じ。しかし、いじめられている人間は、
助けてくれなかったヤツ、手を差し伸べようとさへ
しなかったヤツにも恨みを抱いている。

その辺は著者も抑えていて、後半は
主人公にも魔の手が近づいてくる。

描きようによってはトコトン恐ろしい題材になるけど、
読みやすく若者に「いじめ」を考えさせる本としては、
かえって良い本かもしれない。
作品としては、ちょっと軽くて何かが足りないんだが。



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