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南條範夫  「士魂魔道」(上下)  の読書感想。

南條範夫
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南條範夫  「士魂魔道」(上下)  光文社文庫  南條範夫  「士魂魔道」(上下)  光文社文庫


南條範夫  「士魂魔道」(上下)  光文社文庫


「士魂魔道」とは、武士の魂、魔物の道?
チャンバラ忍者、エンターテイメント娯楽小説だろうな・・・
と失礼ながら、南條氏にはそういった小説も多いので、
本書を甘く見て読み始めた。

しかし、これは嬉しい誤算であった。
半年振りに南條氏の大作を手に取ったが、これもなかなか
読み応えのある、結構手の込んだ作品だったのだ♪

大阪夏の陣落城から物語は始まる。
ふつうなら真田幸村の壮絶な家康本陣突撃や、
淀君・秀頼爆死シーンなどを絡めるが、
本書はそんなミーハー・シーンは出てこない。

落城時、下っ端武士たちの様々な動きから描かれる。
5人の大阪浪人の群雄物語であり、大阪城落城による
落ち武者逃避行が前半の山場。

京都に逃げたり、紀州に逃げたり、
伊賀の山越えによって伊賀忍者の恨みを背負い込むなど、
後半の伏線がどんどん張られて行く。

5人の大阪浪人はそれぞれタイプが異なり、
剣技抜群な武士の鏡、悪魔のように剣は冴えているが
心掛けの悪いヤツ、剣も心も真っ直ぐなヤツ、
剣は駄目だが商才のある悪人、剣も度胸も無いヤツ、
と五人五様なキャラの行く末が絡み合いながら描かれてゆく。

地方紙に連載された作品だそうで、書きながら
ストーリーを考え、出たとこ勝負だったそうだ。
それが5人の行き先を不透明にしていて、
予定調和が無くなって実によろしい。

浪人となった下級武士がどうやって再仕官をしたか、
落城後のお女中たちの落剥ぶり、武士から商人に
変わってゆく過程、柳生一族は有名だが小野派一刀流が
当時どんな状況だったか、剣術流派が立ち上げられてゆく過程、
江戸の町が新規に拡張してゆく土木工事・・・。

ストーリーに組み込みつつ、大河小説などでは
採り上げられない小ネタがふんだんに盛り込まれている。




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