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小池真理子  「恋」  の読書感想。

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小池真理子  「恋」  新潮文庫


小池真理子  「恋」  新潮文庫


第114回直木賞受賞作品(平成7年下期)。
前半は傑作の予感がしたが、中盤の愛憎ドロドロにダレにダレ、
後半新キャラが掻き回してくれてラストは面白く読めた。

総合的は「直木賞作品ねぇ・・・」といった所か。
思うことは「長すぎる」こと。

中盤の愛憎ドロドロがこれでもかと描かれる事によって
後半が生きてくる、と言いたいのだろうが、この中盤は
かなり疲れた。

ノンフィクション作家が、女性殺人者の葬儀に
参列するシーンから物語は始まる。

彼は殺人者のルポルタージュを書こうと、彼女に取材を試みた回想が続く。

なぜ彼女は人を殺したのか。
作家の丹念な足取りがミステリ仕立てで、前半は実に面白い。

ようやく殺人者が世にも驚きな告白を始めるのだが、
この告白も前半はかなり面白い。

学園闘争真っ盛りの七十年代前後の東京。
特にポリシーがあるわけでもないが、知り合った活動家の彼女となり、
同棲するなど当時の学生たちの生態が目に浮かぶように語られる。
ここまではリアリティがあって、依然面白い。

ところが、ここからが本書の核心なのだが、
彼女がアルバイトをする事で世にも奇妙な体験、
上流階級に巻き込まれていくことで「恋」の悲劇が始まる。

アリエナイ関係や話ばかりで、こういった非日常的設定で
恋を描くことを面白いと感じるか、感じないか。

いつまでこの下らない話を読まなきゃいけないんだと
うんざりしたところで、闖入者登場。

これで一気に話は転がり始め、彼女がどうやって
殺人に至るのかミステリ風味になってゆく。

五百ページ余もあります。
それだけの時間をかけて得られるものがあったのか。

直木賞を受賞した作品というのも、
さまざまだなと感じた。


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