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小林章夫 「召使いたちの大英帝国」 の読書感想。

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小林章夫  「召使いたちの大英帝国」  洋泉社新書

小林章夫  「召使いたちの大英帝国」  洋泉社新書


こういう先生の授業なら受けてみたい、面白いよ、この観点。
と、読みながら著者の略歴をチェックしてしまいました。

上智大教授だそうで、文学部英文学科で18世紀の英国小説を
専門とされているそうです。

メイドが持て囃された日本ですが、本場、英国の「召使いたち」を
紹介した一冊。召使いといっても、メイドや執事だけでない。

男性は、バトラー(執事)を頂点に、
フットマン、コック、御者、従僕、馬丁、狩猟係、庭師などなど。

女性は、女性教師、ハウスキーパー、小間使い、乳母、女中、
台所女中、洗濯女中、雑役婦、、下働きと多種多様。

大きなお屋敷ほど仕事が細分化されており、
こじんまりした所では一人で兼任している。

本書では様々な仕事をこなす召使いたちの生態を細かく紹介している。

どのような労働環境だったのか、賃金は?寝床は?
福利厚生は?役得は?結婚は?老後は?

スキャンダル事象についても著者は、お得意なようで、
当時、隠然とあった「ご主人様とメイドの不倫」についてや、
玉の輿はあったのか、または「シンデレラ・ストーリー」を描いた
ベストセラーが出現したとか、もう健筆を奮ってイキイキと
英国貴族社会を描写しています。

最後には「現代使用人事情」と題して、今も残るメイド文化を紹介。

一つのサービス業として残る、英国メイド業の現代もわかります。
ナニー(英国版ベビーシッター)と言うそうで、
ナニー養成学校なるものが、それこそ看護学校のように
「手に職を持つ」一ジャンルとして、確立しているそうです。

メイド漫画「エマ」を読んだ人なら、本書を読めば
更に、時代背景や英国貴族の家庭内が理解でき、
知的好奇心が、満たされますよ。


ライン

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