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小宮正安 「ヨハン・シュトラウス」 の読書感想。

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小宮正安 「ヨハン・シュトラウス」 中公新書

小宮正安 「ヨハン・シュトラウス」 中公新書


ワルツ王ヨハン・シュトラウスの学者研究かと思って、
「大いに」期待せず読んだのだが。
これが、想像以上に面白い!

1969年生まれ、現在四十代前半、横浜国立大准教授。
本書は2000年に初版されたので、執筆当時31歳!
31歳でこれだけのものが書けるとは。

文体は堅すぎず柔らかすぎず、判り易くて要点も伝わる。
知的好奇心を呼び起こしてくれるし、着眼点もいい。
これは今後が期待できる執筆者。

2000年に書いたわけだから、それから12年も経っている。
その後どんな作品を書いたのか調べてみると、結構書いている。
買いやすい新書だけを並べてみても・・・

「オペラ楽園紀行」集英社新書、2001年
「ハプスブルク家の宮殿」2004年、講談社現代新書
「愉悦の蒐集」2007年、集英社新書ヴィジュアル版、
「モーツァルトを造った男」2011年、講談社現代新書

上記のうち、「オペラ楽園紀行」と
「モーツァルトを造った男」は買ってあった。

現在、未読本が二千冊以上待っており、
著者の関心と私の関心は、シンクロしていたのだ。

もう少し、19世紀末の欧州に着眼してもらえばいいのだが、
まずはモーツァルト界隈だと、書籍化しやすいのだろう。

さて、本書の何がいいかと言うと、
面白おかしい人生を、歩んだかのような
イメージがあるヨハン・シュトラウス。

ここでは、シュトラウス2世のことなんだが、
彼が実際は、どんな人生を歩んだか、
実に、興味深く描かれている。

また、そこから当時の社会も垣間見え、
こういった考察は、実に素晴らしい。

彼が、どんなに私生活では苦労してオペラに挑戦し、
憧れ、そして失敗したのかも。今から横国に入って、
講義を受けてみたいくらいだ。

また、正統派クラシック・ファンとしては、
かなり、小馬鹿にしていたヨハン・シュトラウスだが、
これを機会に、じっくり彼のワルツやポルカを
堪能したことも記しておきたい。


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