バイトの労働条件
L
o
a
d
i
n
g
.
.
.

奥本大三郎 「東京美術骨董繁盛記」 の読書感想。

奥本大三郎 「東京美術骨董繁盛記」 中公新書

奥本大三郎 「東京美術骨董繁盛記」 中公新書


「ファーブル昆虫記」翻訳で有名な奥本氏が有名骨董屋を巡り、
インタヴュー形式で紹介してゆく深訪記。

中央公論社は中央区京橋2丁目、銀座線京橋駅と浅草線宝町駅の間にあり、
この辺は骨董屋が集積しているという。

そこで雑誌の連載として骨董屋めぐりが企画され、
その連載記事をもとに本書が編まれたという。

著者自身は昆虫記を翻訳しただけあって昆虫標本の蒐集家で、
硯(すずり)の蒐集家でもあるという。

骨董屋はどうしても絵画・書・壷などが中心となるが、
蒐集する心への共感が溢れるあまり、自己領域の昆虫標本に
置き換えて語るのが面白い。

18店の骨董屋が紹介されているが、
後半は古民具や古書店(有下線文名人の色紙や直筆原稿)まで幅を広げている。

骨董屋の初代じいさんの一代記(自慢話)を聞き書きしているのが多いが、
インタビューがマンネンリ化してくるので後半は何故そういった品目に
着目したのか、が聞きどころ。

戦後のドサクサ混乱期に、没落名家から安く買い叩いて進駐軍や成金に
高く売った商法もあるが、一般に価値が置かれていない時期に蒐集しておき、
時代が追いついてきたので当たったという予見成功が面白い。

また逆も然り、むかしは人気画家だったが今は寂れた人気もあり、
芸術の毀誉褒貶は凄まじい。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
本ブログ 書評・レビュー
ぽちよろ~(・▽・*)ノ
人気ブログランキングへ

関連記事
スポンサーサイト
Theme: 読書感想文
Genre: 小説・文学

You Might Also Like

Comment

Leave a Reply





管理者にだけ表示を許可する

Trackback