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井沢元彦 「歴史if物語」 の読書感想。

井沢元彦
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井沢元彦 「歴史if物語」 廣済堂文庫

井沢元彦 「歴史if物語」 廣済堂文庫


歴史のif(もしも?)が大好きで、そういった類を見つけたら
必ず買い込んでいる。

しかしどの執筆者も「歴史にもしもは無いが」と、イフ論を
語るのを卑下されるんですが、ちっとも構わないじゃないですか。

今さら考えたってしょうがない歴史イフ。
でも、それをアレコレ空想するのが楽しいんであって、
ロマンがある。

私は、古代史の真実を探るロマンより、中世以降の
確定した史実を捻じ曲げて仮想史で浮遊する方が楽しい。

それは時間の無駄であり、何も産み出さない妄想かもしれないが、
小さな一ジャンルとして、細々と類似本が各人から著述されてるんだから、
そこそこ需要があるのだろう。

さて、今回の歴史イフは、今や歴史探求家の大家となった
井沢元彦氏、四十歳頃の作品。

廣済堂文庫から、姉妹編として「歴史謎物語」「歴史不思議物語」
「歴史再発見物語」が出されている。

その中でも本書は、「if」を主題に置き私の知的好奇心を
大いに満足させてくれる一冊になっています、

と、言いたいところなんですが、
前半百三十ページが「手紙で綴る日本史」。
なんじゃ?こりゃ?

「手紙で綴る日本史」という書名だったら、
きっと買いも読みもしなかったろう。

しかし読んでみるとなかなか面白く、
読書はこういう出会いが不思議なもの。

歴史上有名な手紙、聖徳太子の「日の出づる処の天子」から始まる国書やら、
義経の腰越状、本多作左の「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな馬肥やせ」
など、十六通を採り上げ、その背景や真意などを解説してくれる。

後半では、近世現代、勝海舟、島津久光、藤村操、円谷幸吉など多岐に渡り、
学識の広さは流石。


第二部が、いよいよ本題の「歴史if物語」。

もし日本列島が、中国大陸と地続きだったら、
というキャッチーな主題から始まり、

元ではなく唐が日本を攻めていたらとか、
平将門の乱が、成功していたら、
頼朝義経兄弟もろとも平家に殺されていたら、
足利義満が、天皇になっていたら、
田沼意次の改革が、成功していたら、
太平洋戦争に勝っていたら

と、思いつかないイフから、お決まりのイフまで
縦横無尽に彼の持論のもと語ってくれる。


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