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中野五郎 「君は第二次大戦を知っているか」 の読書感想。

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中野五郎 「君は第二次大戦を知っているか」 光人社NF文庫

中野五郎 「君は第二次大戦を知っているか」 光人社NF文庫


三部構成、全386ページ。
第一部:太平洋戦争講座。
第二部:第二次大戦50大事件。
第三部:第二次大戦ミステリー。

著者は明治39年生まれ、朝日新聞社記者として戦前は活躍し、
開戦時はニューヨーク特派員だったため、アメリカに抑留された。

あの有名な野村大使の米国乗り込みに同行しており、
大使館は宣戦布告を遅れてしまうのだが、
その前段階の状況なども描かれている。

戦前の記者だけあって、文章が非常にしっかりしており、
明治生まれのしっかりした文章ながら、記者らしい簡潔さもある。

ただ密度がとても高く、四百ページ足らずの一冊なのに、
一週間ほども読むのに掛かってしまった。

記者らしく、着眼点やトピックスが上手い。
第二部の50大事件などは、主要事件を50に分け、
大事件ごとに読み進めていけるし、まだまだ
知らない事件が多くて第二次大戦の深さに驚く。

第三部、大戦ミステリーはなかなかの傑作で、7つの事件を追ってゆく。
「パウルス元帥ナゾの決断」「マッカーサー元帥の神話」
「ロンメル元帥の奇怪な履歴」「名将服毒自決の真相」
「カティンの森大虐殺事件」「米初代国防長官の怪死」
「ドレスデン残酷爆撃の張本人」

アメリカ初代国防長官が、海軍病院から飛降り自殺(他殺?)
した事件などは、全く知らなかった。

初代長官フォレスタルと、トルーマン大統領の戦後軍備構想にズレが広がり、
政争陰謀に破れ長官を勇退し、精神を蝕まれる過程が淡々と描かれてゆく。



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