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小松潔 「カラヤンと日本人」  の読書感想。

クラシック音楽な本
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小松潔 「カラヤンと日本人」 日経プレミアシリーズ

小松潔 「カラヤンと日本人」 日経プレミアシリーズ


日本もしくは日本人と関わる指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの話が、
これでもか、これでもかっ!
と詰め込まれた一冊。著者は1958年生まれの日経新聞の記者。

日経新聞を読んでる人は感じるだろうけど、
日経はクラシック音楽の押しが凄い。

海外オケの招聘に関わっていて、ウィーンやイタリアなどの
オペラ引越し公演などを引っ張ってきては、記事にしている。

演目は相も変らぬイタオペやドイツ近代モノで、
私の聴きたいプロコフィエフやイギリス・オペラなんか
掛かった記憶が無い。

オペラが好きな人って、相も変らずヴェルディとかモーツァルト
ばかりでいいんですかね、飽きないんですかね。

前半では「おや?この人はアンチ・カラヤン派なの?」と
思うほどカラヤン死後いかに彼の名声が失墜したか公平に語られます。

ところが読み進めると判るんですが、可愛いあの娘に
あんちくしょう的な屈折した憧憬があり、それだけ
カラヤンをずっと見つめてきた人。

結局、純粋日本人の1960年代って、
クラシック入門=カラヤンだったからね。
洋楽=ビートルズと似ているかもしれない。

ビートルズ派がいればストーンズ派が現れてくるが、
クラシック界も同様、カラヤン派があくまで主流だが、
バーンスタイン派やクライバー派、90年代には
チェリ派が大いに勃興したものです。

著者が知りうる限り、集めえた限りのカラヤン逸話が満載で、
カラヤン派もアンチ派も結局は楽しめる読み物となっている。
ちなみに私は、ギーレン派です。




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